え、怖ッ 『近畿地方のある場所について』原作者が語った、連載1話の「元ネタ」衝撃体験とは
実写映画の公開が近づく『近畿地方のある場所について』の作者、背筋さんが人気YouTubeチャンネルで本作のツカミとなるエピソードの「元ネタ」を語りました。
謎の書き込みの元ネタは

2025年8月8日(金)から、小説投稿サイト「カクヨム」の連載から始まったベストセラーホラー小説『近畿地方のある場所について』の映画版が公開中です。このたび、原作者の背筋さんが人気YouTubeチャンネルで、『近畿地方のある場所について』の印象的な「最初のエピソード」の元となる実体験を語り、話題になっています。
2025年8月3日、芸人の好井まさおさんの登録者数57万人越えの人気YouTubeチャンネル「好井まさおの怪談を浴びる会」で、背筋さんが出演した動画が公開されました。「怪談を浴びる会」ではこれまで、好井さん本人や、さまざまなゲストが実体験に基づいた恐怖体験を語り、数々のエピソードが話題になっています。
今回の動画は『近畿地方のある場所について』の映画を観て原作も読んだ好井さんが、背筋さんにさまざまな話を聞くという形式です。いくつかの話のなかで、背筋さんは原作『近畿地方のある場所について』の重要な「ツカミ」のエピソードのもととなった、自身の体験を語りました。
『近畿地方のある場所について』は、近畿地方の「●●●●●」という場所を中心に起きるさまざまな怪事件を、ネットの投稿怪談、動画、掲示板、雑誌などからまとめたモキュメンタリー形式(フィクションをドキュメンタリーのように見せかけて演出する表現手法)の物語です。本作の連載第1話は、某月刊誌に掲載されたという体の短編「おかしな書き込み」でした。
「おかしな書き込み」は、エンジニアとして働く「Aさん」が、アダルト動画を転載しているサイトを巡っている最中、ある新人セクシー女優の動画のコメント欄に「かわいい。うちへきませんか。」という書き込みを見付けるところから始まります。複数回そういった書き込みを見たAさんが、あるとき悪ふざけで女優のふりをして「おうちはどこなんですか?」と返信したところ、相手が異常な反応を見せる……というこのエピソードは、背筋さんがあるサイトで見かけた不審な人物が元ネタでした。
ゲーム好きの背筋さんは、とあるゲームの攻略サイトをよく閲覧していたそうで、そこのコメント欄のなかにゲーム内容とは関係なく「ここに来てください」と、住所とフルネームを貼ったコメントがあったといいます。
気になった背筋さんは検索をかけ、その人物のFacebookを見付けました。その人は、Facebookにも同じように「ここに来てください」と何度も住所を投稿していたそうで、背筋さんはさらにGoogleのストリートビューで住所を検索します。そこで出てきたのは、某県の郊外にある、人が住んでいるかどうかも分からないようなボロボロの一軒家だったそうです。
結局その人物の目的や、一軒家の詳細は分からずじまいだったそうですが、背筋さんはこの経験が心に残っており、2023年1月28日にカクヨム連載の第1話として「おかしな書き込み」を投稿しました。
背筋さんの体験談は、現実の人間の狂気にまつわる「ヒトコワ」系の怪談と言えますが、『近畿地方のある場所について』はここから予想もつかない怪異につながっていきます。つかみとして抜群のインパクトがある「おかしな書き込み」のエピソードが、映画版で映像化されているのかも要注目です。
(マグミクス編集部)

