『星剣のソードマスター』など10作品アニメ化へ WBアニメーションとWEBTOON Entertainmentが戦略的提携
ワーナー・ブラザース・アニメーションとWEBTOON Entertainmentが戦略的提携を発表しました。webtoon作品10タイトルのアニメを共同制作し、グローバル市場で配信するとのことです。
第1弾は英語版・韓国語版プラットフォームから10作品

LINE Digital Frontier株式会社の親会社である米WEBTOON Entertainment社は、ワーナー・ブラザース・アニメーション(WARNER BROS. ANIMATION)と共同で、アニメーションプロジェクトを開発する計画を発表しました。
WEBTOONは月間アクティブユーザー数が約1億5500万人に達するプラットフォームで、同社の作品はNetflix、Prime Video、Crunchyrollなどで配信されています。一方のワーナー・ブラザース・アニメーションは、『Harley Quinn』や『Teen Titans Go!』などを手掛けるアニメーション制作会社です。
この戦略的提携により、WEBTOONのコンテンツ資産とワーナー・ブラザース・アニメーションの制作ノウハウが結びつき、新たなアニメーション作品がグローバル市場に提供されることになります。
具体的には、WEBTOON Entertainmentの韓国語版および英語版のプラットフォームからwebtoon作品10タイトルのアニメを共同制作し、グローバル市場に向け配信を行うといい、米国拠点のWEBTOON Productionsと日本拠点のLINE Digital FrontierのIPビジネスチームが開発支援を担当するとのことです。
初期の開発予定タイトルには、日本語版も配信されている『星剣のソードマスター(The Stellar Swordmaster)』(作:Hong Dae Ui、juno、Q10)、『モーレツ戦士(Hardcore Leveling Warrior)』(作:Sehoon Kim)が挙げられています。ほか日本語版未配信作品である『Down to Earth』(作:Pookie Senpai)と『Elf & Warrior』(作:AC Stuart、Victor Rosas II)が挙がっており、今後も追加タイトルが発表されるとのことです。
WEBTOON EntertainmentのCSO兼グローバル責任者であるYongsoo Kim氏は「当社のクリエイターたちは、Z世代の視聴者に愛されるフランチャイズを築いて」いるとし、ワーナー・ブラザース・アニメーションとの協業について「(webtoon作品を)さらに先に進める素晴らしい機会を私たちに与えてくれます」と述べています。
またLINE Digital Frontierの代表取締役CGOである金信培氏は「(同社の)日本アニメーション制作パイプラインのほかに、今回の協業を通じてグローバル市場をターゲットとしたアニメーションプロジェクトが追加されることは、非常に意義深いことです。日本においては、グローバル市場により適したIPの発掘を含め、制作過程を積極的に支援していく予定です」とのことです。
ワーナー・ブラザース・アニメーション、カートゥーン・ネットワーク・スタジオ、ハンナ・バーベラ・スタジオ・ヨーロッパの社長であるSam Register氏は「ワーナー・ブラザース・アニメーションの世界的な芸術性と、WEBTOONの鮮やかなストーリーテリングを融合させることで、素晴らしい組み合わせが生まれ、特別なものを作り上げる機会が生まれます。私は、製作開始が待ちきれません!」としています。
(マグミクス編集部)

