【漫画】注文と違うメニューが届いたらどうする？　客2人の行動に「皆ハッピー」

オーダーミスをスルーしたらややこしい状況に!?

　行きつけの定食屋さんでコロッケ定食を注文したら、なぜかコロッケカレーが運ばれてきた男性。間違いを指摘しようか悩みましたが、自分の注文が間違えていたのだと思い直し、そのままコロッケカレーを食べることにします。すると隣の席から「コロッケカレーが来ない」という声が聞こえ……。

　オオカミ タホさん（@ookamitaho）による創作マンガ『ややこしいことに なりそうでならなかった思い出』がX（旧：Twitter）上で公開されました。いいね数は1.7万を超えており、読者からは「実は料理が来た時に指摘すれば、おじさんも自分も注文したものを食べれてハッピーなんですよね」「似たような経験ありです。おいしければ何でもいいか！　と私もそのままにしました（笑）」「お店も温かければお客さんも温かい……。なんだか雰囲気の好きな定食屋さんでした」などの声があがっています。

　作者のオオカミタホさんにお話を聞きました。

ーー今回の作品を描くことになったキッカケなどがあればお聞かせください。

　自分の過去の実体験をもとにアレンジして描きました。マンガ内に出てくる人は私ではなく、自作の別のマンガのキャラクターです。

　かなり前になりますが、飲食店で自分が頼んでないはずの料理が提供され「自分が注文のときに伝え間違ったのかも」と思って食べ始めました。

　そうしたら、別の席から「これ頼んでないけど……」みたいな声が聞こえて、「注文が入れ替わってしまっただけかも……！」とヒヤヒヤしました。

　手書き伝票で注文を管理している感じのお店で、おそらく店員さん同士のやり取りのなかで何か入れ違いが出てしまったのかな？　と思います。「違和感があったときに店員さんに確認すれば良かった……ややこしいことをしてしまった……」と反省しました。

ーーオオカミさんが再びオーダーミスにあった際の対応などに変化はありましたか。

　今は、オーダーミスに遭遇したときはお店に確認するようにしています。お店に確認のうえ「他のお客さんとの注文入れ違いではない」と分かったときはそのままいただく……という時もあります。

ーーSNSでの反響が多数寄せられています。特に印象に残った読者の声について教えて下さい。

　お客さん側で似た体験をした人・お店側の立場の人、両側の視点からコメントをいただき、うれしかったです。お客さん側のコメントは「たまにこういうことあるけど、お店に確認してからそのまま食べることある」「自分が頼んだはずのメニューよりも高いものを食べれて、ラッキーだった」などの体験談をいただきました。

　お店側の人のコメントでは「気付いたときに指摘してもらった方が、お店側としては助かる」「テーブルに置く前に指摘してもらえると、ありがたい」というような、お店側の運営上の視点を交えてくださっているものが多かったです。お店によってルールもいろいろあることが分かり、ありがたかったです。

　今回のマンガは登場人物がみんな割とおおらかというか、こだわりがなかったので結果的に丸く収まってしまいましたが、現実では、やっぱり違和感があるときは事実確認をした方がみんな幸せになれるよなぁ……と思います。

　マンガを通していろんな共感を寄せていただき、うれしかったです。今後も、読者のかたがご自身の体験を思い出せるようなマンガを描いていこうと思いますので、よろしくお願いします！