マグミクス | manga * anime * game

3秒後に「え!?」 突然の“神作画”にネット騒然となったアニメの伝説回3選

アニメを見ていると、ときにそれまでの空気を一変させる「本気」の作画に出会うことがあります。さっきまでとは見違えるようにキャラクターが滑らかに動き出し、衣装の描き込みも一段と細やかになるなど、思わず目を疑うほどの変化です。そうした「突然の神作画」が話題を呼んだ伝説回を振り返ります。

制作陣の「愛」が暴走した瞬間

画像は「ONE PIECE Log Collection “KORIONI”」DVD(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
画像は「ONE PIECE Log Collection “KORIONI”」DVD(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

 アニメ界隈ではいわゆる「作画崩壊」という現象が広く知られていますが、その逆パターンがあることをご存知でしょうか? それまでの映像から一転し、急に作画クオリティーが跳ね上がるのです。キャラクターの動き、髪の揺れ、細かな衣装の描き込みまで明らかに違いが感じられ、多くの視聴者を驚かせてきました。

 例えばアニメファンの間で語り草となっているのが、2004年に放送されたアニメ『魔法少女リリカルなのは』の第1話です。ある日、主人公の「高町なのは」は、学校の帰り道に傷ついたフェレットらしき小動物を見つけ、夕食の席でそのフェレットを家で預かれないかと家族に相談しました。

 尺にして1分にも満たない短い場面ですが、この夕食シーンに入った途端、なぜか作画クオリティーが一段と高まります。衣服のシワは細やかに描き込まれ、髪の毛は柔らかく揺れ動くなど、序盤の朝食シーンと見比べればその差は一目瞭然です。実際に視聴した人からは「映画並みにぬるぬる動き始めてビビる」「服のシワや髪の揺れが明らかに3秒前と違う」「いつ見ても惚れ惚れする動き」などの声が寄せられていました。

 ちなみに主人公はこの後、助けを求める声にひかれてフェレットを預けていた動物病院へと走り出しますが、このシーンもまた作画クオリティーが急激に向上します。『魔法少女リリカルなのは』は各動画配信サービスで視聴可能なので、気になる人はぜひ一度確認してみてください。

 実はこうした現象は、ほかの作品でも見ることができます。例えば『ONE PIECE(ワンピース)』第839話では、ヴィンスモーク家が率いる戦闘部隊「ジェルマ66」の変身シーンが大きな注目を集めました。

 変身直前に1分以上にわたる「長い溜め」があったことも、その後の作画クオリティーを際立たせる要因だったのかもしれません。ジェルマ66の総帥「ヴィンスモーク・ジャッジ」が「行くぞ、ジェルマ66!」と号令をかけると、突如としてキャラクターたちが滑らかに動き出すのです。演出も凝っており、なかでも「ポイズンピンク」こと「ヴィンスモーク・レイジュ」の足元から全身へと視線を滑らせるようなカメラワークは、その色気を強く印象づける場面に仕上がっています。

 なおアニメ『ONE PIECE』ではCMに入る直前、麦わら一味の手配書がアイキャッチとして挿入されますが、この回ではジェルマ66専用のアイキャッチが用意されていました。あえてこの回のためだけに制作された点からも、スタッフの並々ならぬ気合いがうかがえます。

 一方で、「特定のキャラクターだけ雰囲気が異なる」と話題を呼んだのが『忍たま乱太郎』です。アニメ第32シリーズのエピソード「一緒に帰るの段」では、戦で家族をなくした「きり丸」が初めて「土井先生」の家へ一緒に帰ったときのエピソードが語られました。

 きり丸をはじめとするほかの登場人物はほぼ通常通りの作画であるのに対し、なぜか土井先生のカットだけは目にハイライトが入り、鼻筋も心なしか高く見えるなど、明らかにタッチが異なっています。なかでもラストシーンで、きり丸たちを追いかける土井先生の爽やかさはひときわ際立っていました。

 放送当時のネット上には「今日の土井先生、顔どうしたん!?」「なんかすごいキラキラしてる」「土井先生の作画、確実に土井半助の女が描いてるでしょ(笑)」といった声が広がり、妙に輝きを増した土井先生はいまなお語り草となっています。

(ハララ書房)

【画像】え、「服がぴったぴた」「ワンピース短っ!」 プロポーション抜群なサンジの姉「レイジュ」を見る(4枚)

画像ギャラリー

1 2

ハララ書房

エンタメ記事専門の編集プロダクション。漫画・アニメ・ゲームはもちろん、映画やドラマ、声優にも精通。メイン・サブを問わず、カルチャーの最前線を追いかけていきます。

ハララ書房関連記事

もっと見る

編集部おすすめ記事

アニメ最新記事

アニメの記事をもっと見る