放送終了の『葬送のフリーレン』2期 充実の「アニオリ」に隠されていた「3期への伏線」とは?
「アニオリ」が補強したテーマは『黄金郷編』につながる?

アニメ2期のラストは一級魔法使いとなった「デンケン」が黄金郷と化した故郷に向かうところで幕を閉じました。この時、デンケンが「死の覚悟」を胸に、最後にして最強の七崩賢「黄金郷のマハト」に挑むことを、その背中を見送る「レルネン」と「エーデル」は予測しています。
このことにフリーレン一行が関わるのは間違いありません。「誰かの故郷を守る」という2期の「縦軸」は、3期にも受け継がれるということになります。そして、それは「故郷を守る」というものから、「故郷を取り戻す」と、より一歩踏み込んだものとなるでしょう。
この誰かの故郷を取り戻す戦いは、かつての勇者「ヒンメル」たちとの旅の目的と同様といえるかもしれません。魔王を倒した世界でも魔族は生き残り、人間たちの脅威となっています。大きな戦いが終わったからといって、すべての日常が戻ってくるわけではありません。フリーレン一行の旅は、ヒンメルたちの手が届かなかった部分への救済なのでしょう。
アニメ2期の最終回でフェルンが言った「フリーレン様ならそうした」というセリフは、フリーレンが1期の最終回で言った「ヒンメルならそうした」のオマージュでした。それを深読みすると、フリーレンがヒンメルに代わって、人びとの故郷を救う行動をとるという意味にもなると、受け取ることができるのです。
(加々美利治)





