「泣ける」「胸熱」「これは外せん」ファンと選ぶ『古畑任三郎』ベストエピソード3選
緻密なアリバイ崩しが展開される傑作

●第2シーズン 第20話「動機の鑑定」(ゲスト:澤村藤十郎)
贋作を真作と鑑定して荒稼ぎしていた骨董商「春峯堂」の主人(澤村藤十郎)は、告発しようとした人間国宝の陶芸家「川北百漢」(夢路いとし)を殺害。さらに川北の陶器を盗んだ挙句、犯罪の重圧のため自首しようとした共犯者の「永井」(角野卓造)を自殺に見せかけて殺し、すべての罪を永井になすりつけようとします。
骨董の世界を舞台に、共犯者の存在と連続殺人という複雑なプロットと、古畑による緻密なアリバイ崩しが描かれており、『古畑任三郎』ファンの間では名エピソードとして知られる1本です。犯人役としてキャスティングされた歌舞伎俳優、澤村藤十郎さんの柔らかな風情でいながら、冷徹に犯行を重ねていく姿が深く印象に残りました。
最後に古畑の推理が外れる場面がありますが、その場面を見ると『古畑任三郎』は「犯人の心理を味わうドラマ」であることがよくわかります。そういう意味でも『古畑任三郎』を代表する1本だといえるでしょう。
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『古畑任三郎』には多くの魅力があります。トリックの秀逸さ、犯人役のキャスティング、古畑と犯人の対決、犯人の人間性、古畑と犯人の関係などなど……。その人が何に反応するかで、好きなエピソードも変わるもの。ぜひそれぞれのベストエピソードを挙げてみてください。
(大山くまお)

