【漫画】2次元の世界で“推し”が死んだ…悲しむ男に後輩が投げかけた禁断の言葉
2次元の“推し”の死を悼み、号泣する男。後輩に「元気出ること言って」と頼んだところ、返ってきた言葉は……? 江久井さんが、“共感できる人にはとことん共感できる”4コマ作品を、Twitterで公開しました。
2次元の“推し”が死んだ男の熱量がすごい!

2次元の“推し”の死を思い出してしまい、嗚咽するサラリーマン兼同人作家の大島京。後輩の谷口鋼一朗に「元気出ること言って」と頼んだところ、“塩対応サラリーマン”の谷口から返ってきた言葉は……。
江久井さん(@kei_kisyu)が、創作4コマ『推しが死んだ同人作家サラリーマンと禁句を発する後輩』をTwitterで公開しました。ふたりの登場人物のやり取りに、読者からは「あっ……これ俺や(ヲタクの方)」「ほんとこれ」など、大島に共感する声が寄せられています。
作者の江久井さんに、お話を聞きました。
ーー江久井さんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
幼少期から絵を描くことが好きで、小学生の頃に少年マンガと出会ったことがきっかけです。マンガ、と呼べるものかあやふやな物語をノートに描きはじめ、その延長線で今に至ります。
ーー『推しが死んだ同人作家サラリーマンと禁句を発する後輩』のお話は、どのようにして生まれましたか?
数日前に推しが死にました。何をしていてもつらくて涙が出て、情緒がボコボコになりました。「推しは命の概念のない2次元の存在」「物語のなかでは生きている存在」「でも死んだ」「でも生きている」と、矛盾と存在について考え続けた結果描いたマンガです。
ーー作品に対する読者からの反応で、特に印象に残った声があれば教えて下さい。
「推しは生きている」「分かる」と反応をいただきました。おそらく推しが死んだことのある方たちだと思うので、親近感が湧きました。推しは生きています。

ーー本作と設定やキャラクターが共通したマンガ『AIスピーカーと独身サラリーマン』は、「ヤングジャンプ40周年記念 賞金総額最大1億円40漫画賞」で佳作を受賞しました。おめでとうございます。そちらの作品についても、あらすじや見どころをご紹介いただけますか?
ありがとうございます。『AIスピーカーと独身サラリーマン』は、そのタイトルの通り、AIスピーカーが独身サラリーマンに恋をしている創作BLマンガです。“令和のボーイズラブ”を目指しました。よろしければ読んでくださればうれしいです。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
できれば3日に1回くらいの短いスパンで、たくさんの方が共感できる読みやすい作品を載せていきたいです。
今回は推しが死んだことがきっかけでマンガを描きましたが、以前は誕生日に母からもらった指輪が抜けなくなって消防署で切っていただいたマンガを描きました。日常であったことを活かしたモノと創作BLと人を選ぶ性癖とギャグ……好きなものがたくさんあるので、丁度いいバランスで活動していけたらなと思います。
(マグミクス編集部)