『超音戦士ボーグマン』放送から33年。ファンに愛された紅一点のバトルヒロイン
声優・松本保典氏の初レギュラー作品

アニスの声を担当したのは『ふしぎの海のナディア』のナディア役で知られる鷹森淑乃氏。先生として子供たちに接するときの優しさ、戦士として妖魔と戦うときの凛々しさを見事に表現されていました。
また、響リョウ役の松本保典氏にとっては本作が初のレギュラー作品となります。『ボーグマン』はその後『スレイヤーズ』のガウリイ=ガブリエフなど、多くの当たり役をつかんだ名優の出発点でもあるのです。
また、『ボーグマン』はメカの描写も秀逸です。リョウが愛用するバイク「ロードサンダー」は、戦闘時には装備を転送されて強化され、3人のボーグマンが乗り込んで体当たりを行うなど最終兵器として大きな活躍を見せました。声を担当したのは山寺宏一氏。普段は「サンダー」と呼ばれており、リョウの相棒として軽妙な掛け合いを行うなど、仲間としてボーグマンたちを支えていたのです。
また、アニスは若干戦闘力が劣るためにパワードスーツ「ガンウォーリア」を使用することが多いのですが、マシンガンやチェーンアームなどを装備し重厚な存在感を放つ存在であり、LDのvol.3ではアニスとともにジャケットを飾っています。
リョウの頼れる相棒として活躍したチャック・スェーガーの声を担当したのは、井上和彦氏。ストーリー中に登場した世界警察・対妖魔特殊部隊ファントムSWATのリーダーである桂美紀と恋仲になり、続編のOVA『超音戦士ボーグマン2 -新世紀2058-』にも桂研究所の所長として登場しています。
さらに特筆すべきは、前期のオープニングとエンディングを、実力派ヘヴィメタルバンド「EARTHSHAKER」が担当していることでしょう。オープニングの「DON’T LOOK BACK」、エンディングの「FOREVER」はいずれも当時のアニメソングのイメージを打ち破った名曲です。後期の「夜をぶっとばせ!」と「TENDER」も良い曲ですが、やはり筆者は前期が好きです。
ただ、残念ながら『ボーグマン』は視聴率面では苦戦してしまい、当初の予定を短縮して終了を迎えてしまっています。しかしながらその後『ザ・ボーグマン ラストバトル』『LOVERS RAIN』などのOVAやドラマCD、サウンドトラックなど数多くの商品が発売され、ファンを喜ばせました。筆者は昔全部持っていたはずなのですが、今はもう、手元にはありません。小麦色の肌のアニスの下敷きがあったのですが、これはまた手に入れたい品物の筆頭です(レーザーディスクについてはその後購入し、今でも手元に残しています)。
アニスの等身大ポスターについては、今でもたまにメルカリなどでポスターを探すことがありますが、ごくまれに出ていても売れてしまっていて、購入の機会に恵まれていません。いつか、手に入れる機会に恵まれることを祈っています。
(早川清一朗)



