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連載中に作風が変わりすぎたマンガ3選 本当に同じキャラ!?

ギャグからバトルへ路線変更など、作品の人気向上のために作風を変えるいわゆる「テコ入れ」。テコ入れし作風を変えることはマンガにとって諸刃の剣ですが、逆に作風を変えたことにより大人気マンガに上り詰めた「ジャンプ」系作品を紹介します。

作風を変えることで一気に人気マンガに成り上がった作品たち

 マンガの週刊連載を続けていくなかで、人気を維持していくために作風や画風が変化していくことは少なくありません。作風をギャグからバトルへ路線変更するなどテコ入れされて作風が崩壊してしまうようなことも。

 そんな連載中に作風が変わった作品の中でも、大きく作風や画風を変化させ人気マンガとして成り上がった「ジャンプ」系作品をご紹介していきます。

●『キングダム』

著:原泰久『キングダム』第1巻(集英社)
著:原泰久『キングダム』第1巻(集英社)

 2006年から「週刊ヤングジャンプ」にて連載されているマンガ『キングダム』。コミックス累計発行部数は8000万部を超え、現在アニメシリーズも放送されている人気作です。

 そんな大人気の『キングダム』ですが、実は連載当初には打ち切りがうわさされるほど危機的状況でした。そこで作者の原泰久先生は修行経験もあり師と仰ぐ『スラムダンク』などを手掛けた井上雄彦先生に「目を大事に書きなさい」とアドバイスをもらったといいます。その言葉通りに作風、特に目の表現を変えたことであっという間にキングダムは人気マンガとして上り詰めていきました。今では原先生の得意技にもなっている目の表現に注目して作品を読んでいくのも面白いですね。

●『家庭教師ヒットマンREBORN!』

『家庭教師ヒットマンREBORN!』第1巻(集英社)
『家庭教師ヒットマンREBORN!』第1巻(集英社)

 2004年から2012年まで「週刊少年ジャンプ」で連載されていた『家庭教師ヒットマンREBORN!』も連載中に作風が大きく変わった作品のひとつです。

 何もかもがダメダメな中学生・沢田綱吉が謎の赤ちゃん家庭教師・リボーンと出会い、イタリアのマフィアである「ボンゴレファミリー」のボスになっていくまでを描いた作品です。連載当初は、一話完結のギャグマンガとして始まりましたが、連載を続けていくうちに正統派のバトルマンガに方向性をシフト。その頃から、作者の天野明先生は、より戦いに迫力やシリアスさをつけるため、意識的にペン入れの仕方や絵のタッチを変えていったそうです。

ネットでも「作風が変わりすぎ」と言われる大人気マンガ

●『遊☆戯☆王』

著:高橋和希『遊☆戯☆王』第1巻(集英社)
著:高橋和希『遊☆戯☆王』第1巻(集英社)

 1996年から2004年まで「週刊少年ジャンプ」で連載されていた『遊☆戯☆王』。連載初期と比べて後期には驚くほど画風が変化していることからネットでは「作者が変わった?」とまで言われている作品です。

 連載初期は1話完結で主人公・武藤遊戯が毎回、悪人相手にさまざまなゲームを繰り広げていく内容でした。ストーリーにカードゲーム要素を多く取り入れていくなかで、作者である高橋和希先生は、頭脳線や心理戦をより鮮明に描く必要があり、劇画風、アメコミ風などさまざまな描き方を試したことが、作風が変わった原因となっています。その結果、日本だけでなく世界で評価されるマンガとなりました。

(井上椋太)

【画像】休載、移籍…画風が変わっても人気のジャンプ作品

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