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『コードギアス』続編が作れなかった理由 歴史を変えた、意外なキャラの生存フラグ

15周年を記念して再放送が始まる『コードギアス 反逆のルルーシュ』。当時のアニメファンを沸かせたヒット作ですが、実は近年に発表された劇場版でテレビ版と異なった展開を迎えたことをご存じでしょうか?

一時代を築いたヒット作品としてファンの注目を集める

『コードギアス 反逆のルルーシュ』 (C)SUNRISE/PROJECT GEASS・MBS Character Design (C)2006 CLAMP
『コードギアス 反逆のルルーシュ』 (C)SUNRISE/PROJECT GEASS・MBS Character Design (C)2006 CLAMP

 巨大ロボット同士が戦いながらも、その高いドラマ性で単なるロボットアニメの枠には収まらない作品『コードギアス 反逆のルルーシュ』。ファンからは『ギアス』と呼ばれる本作が、本放送から15年ぶりに地上波で放送されることとなりました。

『15周年 コードギアス 反逆のルルーシュ』として、2021年10月1日(金)深夜2:25より毎日放送・TBSほか「アニメイズム」B2枠にてテレビシリーズ第1期の特別版が放送されます。単なる再放送ではなく、初回放送時に別枠で一挙放送された第24話と第25話はそれぞれ別々に放送されるほか、オープニング曲とエンディング曲が刷新されるようです。

 オープニング曲を歌うのは「FLOW」、エンディング曲の担当は「TK from 凛として時雨」と発表ました。FLOWといえば、『コードギアス 反逆のルルーシュ』前期オープニング主題歌「COLORS」、『コードギアス 反逆のルルーシュR2』後期オープニング主題歌「WORLD END」、ソーシャルゲーム『コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ』テーマソング「PENDULUM」と、これまでにも『ギアス』に楽曲を提供しています。今回で4度目。何やら仕掛けがあるという報道も聞きますので、新曲だけでなく映像にも期待大ですね。

『ギアス』といえば、現在のアニメでは当たり前の手法となった「シーズン制」の先駆けとなった作品のひとつです。しかも前述したようにクライマックスのラスト2本は、4か月後に一挙放送されたことで当時は話題になりました。

 ドラマ部分も、それまでにあまり例のなかったダークヒーローの主人公ルルーシュ・ランペルージ(本名ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア)と、その親友でありながら敵対していく枢木スザクの葛藤を軸に、政治劇や学園もののテイストを加えた独特の物語になっています。

 その人気から世界観を生かした外伝作品『コードギアス 亡国のアキト』がOVAとして発表され、さらにミュージカルやパチンコ、ソーシャルゲームなど広いジャンルに展開しました。こうして多くのファンから支持された『ギアス』ですが、その人気は過去のヒット作同様、永遠に続くものではありません。一度完結した作品ゆえに続編が作られることはなく、静かに後発のヒット作品と変わっていきました。

 しかし、とある作品の登場で、これまでのシリーズに変化が訪れたことをご存じでしょうか? 過去のテレビシリーズまで熱心に追いかけながらも、その後の『ギアス』の作品について触れていなかった人には信じられないことが数年前にありました。

※これ以降、テレビ版以外の記述が多く含まれています。キャラの生死などのネタバレを気にする方はご注意ください。

【画像】ルルーシュのはためくマントをイメージした、コラボ眼鏡(6枚)

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