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もっと評価されるべき? オリジナルアニメ映画の良作4選。たった1人で作り上げたSFも

『モルカー』以上のすごみを感じられるストップモーションアニメ

●『JUNK HEAD』(2021年3月26日公開)

アニメ映画『JUNK HEAD』ビジュアル (C)2021 MAGNET/YAMIKEN
アニメ映画『JUNK HEAD』ビジュアル (C)2021 MAGNET/YAMIKEN

 2021年はTVアニメ『PUI PUI モルカー』のヒットでストップモーションアニメが脚光を浴びましたが、本作『JUNK HEAD』も同年を代表するストップモーション作品です。生殖能力を失い滅亡に向かう人類を救うために、マリガンという人口生命体が支配する地下世界を主人公パートンが冒険します。

 不気味ながらユーモラスな雰囲気の映像、そして作り込みのすさまじさは、2021年4月からYouTubeで公開されている13分超の本編冒頭映像を少しでも観ればわかるはず。

 また監督・原案・キャラクターデザイン・撮影・照明・音楽を兼任する堀貴秀さんが、ひとりで作り始めて7年の歳月をかけて完成させたという、狂気じみた制作エピソードも本作の特筆すべき点でしょう。

 海外ではすでに高い評価を得ているものの、国内では未見の人も多いはず。公開から半年以上が経過し上映劇場は限られていますが、観られる環境にある人は必見です。

●『空の青さを知る人よ』(2019年10月11日公開)

アニメ映画『空の青さを知る人よ』ビジュアル (C)2019 SORAAO PROJECT
アニメ映画『空の青さを知る人よ』ビジュアル (C)2019 SORAAO PROJECT

『アイうた』の青春要素に心がくすぐられた人におすすめしたいのが、『空の青さを知る人よ』です。ただし、こちらはほんのりビターテイスト。秩父で暮らす17歳のあおいと31歳のあかねの姉妹と、あかねのかつての恋人である慎之介、そして突如過去からやってきた18歳の「しんの」による四角関係の物語が展開します。

 本作は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や『心が叫びたがってるんだ。』に連なる秩父三部作の3作目として作られ、前2作を手掛けた超平和バスターズ(監督の長井龍雪さん、脚本家の岡田麿里さん、キャラクターデザイン・総作画監督の田中将賀さん)によって制作されています。三部作それぞれにストーリー的なつながりはなく、さらに「三部作で一番!」というファンもいるため、他作品を知らない人でも気軽に観てみましょう。『空の青さを知る人よ』は、dアニメストア、Amazon Prime Video、U-NEXTなどで観ることができます。

●『HELLO WORLD』(2019年9月20日公開)

アニメ映画『HELLO WORLD』ビジュアル (C)2019「HELLO WORLD」製作委員会
アニメ映画『HELLO WORLD』ビジュアル (C)2019「HELLO WORLD」製作委員会

「この物語(セカイ)は、ラスト1秒でひっくり返る」というキャッチコピー通り、驚きの展開が待っているのが『HELLO WORLD』。アニメファンには『正解するカド』や『バビロン』の脚本で知られる小説家の野崎まどさんによる物語を、『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』の伊藤智彦監督が映像化しました。

 本作は2027年の京都に暮らす男子高校生・直実の前に、10年後の未来から来た自分を名乗るナオミが現れたところからスタート。そこから恋愛とSF、そしてド派手なアクションがからむ物語がスピーディに展開していきます。『アイうた』のライトなSF要素やヒロインのかわいらしさに惹かれた人、そして爽快なアクション映画を観たい人におすすめです。『HELLO WORLD』は、dアニメストア、Amazon Prime Video、バンダイチャンネルなどで観ることができます。

 これからもオリジナルストーリーのアニメ映画はたくさん作られていくでしょう。『アイうた』や今回紹介した作品と同じく、ややもすると埋もれてしまうかもしれない名作を探しに、映画館に出かけてみてはいかがでしょうか。

(はるのおと)

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