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トラウマ級「人間の闇」がえぐすぎるマンガ3選 友人を犠牲にできる?

人が簡単に命を落としていくサスペンスマンガは多く存在します。そのなかでも、人をおとしめ合うゲーム、実験など人間の闇の部分があらわになり、「人間って怖い」と感じてしまう作品を紹介します。

読むと、心がえぐられるマンガ3選

 自分とかけがえのない友人、どちらかを犠牲にしなくてはならかったら、自分と友人、あなたはどちらを犠牲にしますか? 自身のために友を見捨てるか、友のために犠牲となるか、の2択。そんな究極の選択に迫られた人間をリアルに伝える、えぐすぎるマンガを3作品ご紹介します。

●『トモダチゲーム』

原作:山口ミコト、マンガ:佐藤友生『トモダチゲーム』第1巻(講談社)
原作:山口ミコト、マンガ:佐藤友生『トモダチゲーム』第1巻(講談社)

 吉沢亮さんが主演を務め、実写映画化をされた人気マンガで2022年4月からテレビアニメも放送される作品です。

 クラスの修学旅行費、約200万円が盗まれるという事件が発生します。それから数日後、片切友一(かたぎり・ゆういち)、沢良宜志法(さわらぎ・しほ)、四部誠(しべ・まこと)、美笠天智(みかさ・てんじ)、心木ゆとりの5人は校門前に集められ、何者かに襲われます。

 目が覚めた場所は見知らぬ建物のなかでした。進行役・まなぶくんに5人のうちの誰かが盗んだ200万円によって、ひとり当たり400万円の借金が課せられたことを知ります。この借金を減らして元の日常に戻るため、謎のゲームに参加することになるのです。

 はたして5人のなかの裏切り者は誰なのか、どうしてこのゲームに参加させられなければならなかったのでしょうか。片切友一が友人に対して、疑心と信頼の狭間で揺れ動くシーンには、ぞくぞくしながらも、思わず読み進めてしまいます。

●『なれの果ての僕ら』

著:内海八重『なれの果ての僕ら』第1巻(講談社)
著:内海八重『なれの果ての僕ら』第1巻(講談社)

 同窓会のために小学校に集められた元6年2組の27名は、ひとりのクラスメイト・夢崎みきおに監禁されてしまいます。この監禁の目的は、「極限状態での善性を試す」ことでした。たった3日間の監禁生活だったにも関わらず、みきおの行う「実験」によって、多くのクラスメイトが犠牲となっていきます。

 みきおの行う「実験」によって、極限状態に追い込まれたクラスメイトたちは、今まで言わなかった本音を爆発させていくのです。

 描かれるシーンは、ほぼ校内のみで学生時代の独特な空気が伝わってきます。クラスメイトたちの小学生時代の忘れ去りたい過去や、胸にくすぶっていた思いが掘り返されていくなかで、主人公・ネズは「正義」を貫き通そうと、みきおに反発します。ネズの「正義」とみきおの「実験」。どちらが勝るのかに、注目です。

●『くにはちぶ』

著:各務浩章『くにはちぶ』第12巻(講談社)
著:各務浩章『くにはちぶ』第12巻(講談社)

「くにはちぶ」と呼ばれる法律の対象者に選ばれ、日本中全国民から無視されることになった、たんぽぽ。はじめは抵抗していたものの、無視しなかったクラスメイトが次々逮捕されていくことで、抵抗をしても無駄だと悟ります。たんぽぽは、1年という長すぎる時間を耐えぬくことができるのでしょうか。

 いままでは平和で穏やかだったクラスメイトは、無視をしなければ罰せられる立場になったストレスでたんぽぽをいじめだします。

「無視」という行為がどれだけ人間を壊していってしまうのか、よく分かる作品です。協調性を大切にする日本人の「空気感」がものすごく怖い、と感じてしまいます。そんななかでも、たんぽぽの何度踏まれても負けずに踏ん張る姿は、思わず涙がこぼれそうになります。

(マグミクス編集部)

【画像】人間に恐怖! ゾッとするマンガ(6枚)

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