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殴り合いよりも緊迫? 『ジョジョ』の特殊バトル4選 ポーカーにジャンケン、虫バトルも

『ジョジョの奇妙な冒険』では、スタンド同士のシンプルなバトルもあれば、相手によってギャンブルやキャッチボールで戦うという特殊状況での戦いが描かれることもあります。今回は手に汗握る「特殊バトル」回を振り返ります。

ドラマチックすぎる究極のジャンケン勝負

承太郎たちがギャンブルでダービー兄と戦う『ジョジョの奇妙な冒険 第3部』第7巻(集英社)
承太郎たちがギャンブルでダービー兄と戦う『ジョジョの奇妙な冒険 第3部』第7巻(集英社)

『ジョジョの奇妙な冒険』(著:荒木飛呂彦)では、3部からスタンド使い同士のさまざまな戦いが描かれています。そのなかには承太郎とDIOの真っ向からのスタンドラッシュのような勝負もあれば、相手の巧みな罠によって特殊な状況で行われたバトルもありました。今回はそのなかでも、普通の人もやるような遊びが緊迫感あふれる戦いに変わった特殊回を振り返ります。

●第3部…ダービー兄とのギャンブル勝負

 真っ先に紹介したいのは、第3部で登場した生粋のギャンブラーの強敵、ダニエル・J・ダービーとの三番勝負です。エジプトでDIOの屋敷を探すジョースター一行に対し、情報をちらつかせる形で登場した紳士風の男・ダービーは、情報を教えるかどうか「近くにいた猫が地面に投げたふたつの肉のうちどっちを先に食べるか」で賭けようと提案。

 そして、その賭けに軽く乗ったポルナレフが罠にハマり負けたことで、ダービーのスタンド「オシリス神」に魂を奪われます。そこから承太郎たちは、3部屈指の大ピンチに陥ることになりました。

 2部から抜け目のなさでは右に出る者はいない天才ぶりを見せていたジョセフが、「表面張力」のギャンブルでダービーのイカサマにより負ける衝撃、その後の承太郎とのポーカーでの息もつかせぬ戦い、『ジョジョ』屈指の名バトルと言えるでしょう。承太郎の圧倒的メンタルの強さとスタープラチナの目の確かさ、終盤のダービーの顔芸も見どころです。

 ちなみにその後登場したダービーの弟・テレンスは、承太郎たちにTVゲームでの対決で挑みます。彼はスタンドこそ強力でしたが、承太郎との対決で兄の足元にも及ばない洞察力のなさを露呈、みっともない負け方をしました。

●第4部…ジャンケン小僧vs岸辺露伴

 4部にて人気キャラ・岸辺露伴が小学生にギリギリまで追い詰められたのは、「ジャンケン」による勝負でした。吉良の父によってスタンド使いにされたばかりの少年・大柳賢は、最初頭の悪そうな表情で登場し、露伴につきまとって何度も「ジャンケン」をしてくれとせがみまくります。あまりのしつこさに耐えかねた露伴は、2回ジャンケンに応じて大人げなく勝利。

 しかし、あきらめない大柳少年は、執念で3回目にして露伴に勝ちました。とたんに大柳少年のスタンド「ボーイ・Ⅱ・マン」が発動、露伴の「ヘブンズ・ドアー」の3分の1を吸収してしまいます。「ボーイ・Ⅱ・マン」の能力の特性上、露伴は奪われた「ヘブンズ・ドアー」をかけて、あと2回究極のジャンケンをしなければならなくなり……。

 我々も日常的にやるジャンケンが、ただの運ではない頭脳と精神力、大きな運勢の動きまで関わる壮大なバトルになっていくさまが描かれ、手に汗握ります。運勢的には圧倒的に不利になった露伴が最後の決め手で見せる抜け目のなさや、大柳少年の短時間での精神力の成長も見逃せません。

【画像】ありふれた遊びが緊迫のバトルに変わった『ジョジョ』のエピソードを振り返る(4枚)

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