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『鬼滅の刃』栗花落カナヲの表情の変化 つぼみが花開くよう

自分の思いを声に出して伝えられるように

●炭治郎に涙と笑顔を見せる

 さらに、カナヲは自分から気持ちを言葉にして話すようにもなります。遊郭で上弦の陸・堕姫と妓夫太郎と戦い、重傷を負った炭治郎は2か月も眠り続けていました。炭治郎が目を覚ましたことに気付いたカナヲは、花瓶を落として割っても気に留めないほどに驚きます。

 カナヲは涙ぐみながら笑みを浮かべ、「目が覚めてよかった…」と炭治郎に気持ちを伝えます。もっともこのあと誰かに伝えることをせず、隠の後藤さんに怒られてしまいました。

 炭治郎の意識が戻ったことで、病室に人が集まり大騒ぎに。割って入ることに戸惑いつつも、「炭治郎寝たから静かにして!」と叫んで周囲を驚かせたのも、カナヲの大きな変化です。

●しのぶにも願いを言うように

 鬼殺隊で「柱稽古」が行われている頃、カナヲは蝶屋敷に戻ってきたしのぶにも、うれしそうな笑顔で挨拶します。しのぶが柱稽古に参加しないと聞いたカナヲは、もじもじしながら「あの…あの 私もっと師範と稽古したいです」と伝えます。

 自分の気持ちを言えるようになったカナヲに、しのぶは心からうれしそうに微笑み、「良い頃合いだわ」と仇の鬼の倒し方について語るのです。

 仇の鬼との戦いで、カナヲはこれまで以上にさまざまな表情を見せます。鬼を討ち倒したあと、カナエが亡くなった際、動揺して汗をかくばかりで涙を流せなかったカナヲは、形見の髪飾りを手に大粒の涙を流します。穏やかな微笑みを貼り付けていた頃とは違う、年相応の少女の表情です。

※禰豆子の「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記

(マグミクス編集部)

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