マグミクス | manga * anime * game

虚淵玄脚本の新感覚アニメ『バブル』 「出会い」は素晴らしいと思わされるSFアクション

『魔法少女まどか☆マギカ』の脚本家・虚淵玄氏と『進撃の巨人』の荒木哲郎監督との初タッグ作となったのが、劇場アニメ『バブル』です。ワーナー・ブラザース映画として劇場公開、世界配信もされる『バブル』は、廃墟化した東京を舞台にしたSF作品です。目が覚めるようなアクションシーン満載の『バブル』の新鮮な魅力をお伝えします。

虚淵玄脚本と荒木哲郎監督との初タッグ作

劇場アニメ『バブル』メインビジュアル
劇場アニメ『バブル』メインビジュアル

 黒い二酸化マンガンにオキシドールを注ぐと、白い泡がブクブクとあふれ出してきます。理科の授業で、そんな化学実験を体験した人は多いのではないでしょうか。劇場アニメ『バブル』は、スクリーン上で起きる化学反応を楽しむようなSF作品です。

 脚本は最新作『魔法少女まどか☆マギカ ワルプルギスの廻天』の公開が待ち遠しい虚淵玄氏、監督はTVアニメ『進撃の巨人』第1~第3シリーズを手掛けた荒木哲郎氏。キャラクターデザイン原案は、人気マンガ『DEATH NOTE』『バクマン。』の小畑健氏です。さらに劇場アニメ『君の名は。』(2016年)をメガヒットさせた川村元気プロデューサーが、企画&プロデュースとして参加しています。

 気鋭のクリエイターたちが融合し、どんなオリジナルアニメが誕生したのでしょうか。2022年4月28日(木)からNetflixでの世界配信、5月13日(金)から劇場公開が始まるワーナー・ブラザース映画『バブル』の見どころを紹介します。

どこか懐かしさを感じさせる廃墟化した東京

 舞台となるのは、廃墟化した東京です。宇宙から飛来し、地球全体に降り注いた謎の泡〈バブル〉に、東京はすっぽりと覆われてしまっています。泡の影響によって、東京の重力は破壊され、都心は居住禁止区域に。家族のいない若者たちだけが残り、生活必需品を賭けて、パルクールによるチームバトルが繰り広げられています。

 パルクールとは、身体能力をフルに活かして障害物を乗り越えていく、アクロバティックな競技です。チーム「ブルーブレイズ」のエース・ヒビキ(CV:志尊淳)は、崩壊したビル街をさっそうと駆け抜け、ビルからビルへと飛び移ります。

 ある日、無謀なプレイで危険な海に落ちたヒビキでしたが、不思議な少女・ウタ(CV:りりあ。)が現れ、ヒビキを救います。ウタは常人離れした身体能力の持ち主でした。ヒビキや他のチームメイト、泡について研究する科学者のマコト(CV:広瀬アリス)らと、ウタとの楽しい共同生活が始まります。

 荒廃した東京は都心部まで海が浸水し、渋谷のランドマークだった「109」などのビルには緑色のツタが絡まり、ディストピアと化しています。人影のない寂しい街並みですが、どこか懐かしさも感じさせる奇妙な光景となっています。重力による縛りが失われた世界で、ヒビキは口数の少ないウタと心を通わせるようになっていきます。

 虚淵氏によると、今回の物語はアンデルセン童話『人魚姫』をモチーフにしているそうです。廃墟化した街を舞台に、運命的に出会った少年と少女との物語が奏られていきます。

1 2 3