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アクションも演技力も随一!清野菜名が演じた二次元キャラ 『耳すま』にも期待高まる

可愛らしい外見とかっこいいアクションのギャップが魅力的な清野菜名さんは、実写化作品では原作顔負けのアクションを披露し、コメディからシリアスまで幅広い役柄をこなしています。今回は、そんな清野さんが実写化作品で演じた印象的な3人のキャラをご紹介します。

アクションはもちろん、表情の変化も魅力!

清野菜名が羌カイを演じた映画『キングダム2 遥かなる大地へ』ポスタービジュアル (C)原泰久/集英社 (C)2022 映画「キングダム」製作委員会
清野菜名が羌カイを演じた映画『キングダム2 遥かなる大地へ』ポスタービジュアル (C)原泰久/集英社 (C)2022 映画「キングダム」製作委員会

 さまざまな作品に引っ張りだこの清野菜名さんは、幼い頃から運動が大好きで、日本芸術高等学園で3年間アクション部に所属した経歴を持っています。その身体能力の高さから数々のアクションシーンを披露してきましたが、その魅力はアクションだけに留まりません。2022年10月14日公開予定の実写映画『耳をすませば』では、ヒロイン・月島雫を演じます。誰もが知るスタジオジブリのアニメ映画の10年後を描いた同作で、大人になった雫をどう表現するのか、期待が高まります。今回は、そんな清野さんがこれまで演じたなかで、特に印象深い3キャラクターをご紹介します。

●『ウロボロス~この愛こそ、正義。』の田村小夏

 2015年のドラマ『ウロボロス~この愛こそ、正義。』(原作:神崎裕也)では、清野さんは生田斗真さん演じる主人公・イクオの先輩警官である田村小夏を演じました。小柄で童顔な小夏は、見た目とは裏腹に強気で掴みどころのない性格です。清野さん自身も外見とキャラクター性にギャップがあるので、どこか通ずる部分が感じられます。

 イクオたちと対峙するエピソードでは原作になかった戦闘シーンが追加されましたが、これは清野さんがアクションを得意としていたことから生まれたアイデアだったそうです(副音声によるドラマ解説より)。シリアスな展開にアクションが加わり、ドラマ独自の名シーンとなりました。まだ今ほどの認知度がなかった時期に、清野さんのスタントを見て驚いた人も多かったのではないでしょうか。

●『今日から俺は!!』の赤坂理子

 テレビシリーズが大ヒットし、のちに映画化もしたドラマ『今日から俺は!!』(原作:西森博之)では、清野さんは道場の一人娘・赤坂理子を演じました。理子は可愛らしく真面目な雰囲気ですが、実はその辺の不良より強いという意外性があり、運動神経抜群かつ透明感あふれる清野さんにとって、ハマり役と名高いキャラです。

 賀来賢人さん演じる主人公・三橋に淡い想いを寄せる健気な表情や、セーラー服姿で見せるキレキレのアクションは多くの人の記憶に残り、同作で一躍知名度を上げました。とっても似合っている「聖子ちゃんカット」も必見です。

●『キングダム』の羌カイ

 古代中国の春秋戦国時代を舞台にした映画『キングダム』(原作:原泰久)で、清野さんは第2作『キングダム2 遥かなる大地へ』から登場する羌カイを演じています。伝説の暗殺一族・蚩尤(しゆう)で、人間離れした身体能力を持つ羌カイを演じるにあたり、3ヶ月に及ぶトレーニングを行った清野さんは、美しくも激しいアクロバティックな動きを披露しました。劇場公開後には自身のInstagramに練習風景が投稿され、反響を呼んでいます。

 実写版・羌カイの魅力はアクションだけでなく、原作にはなかった山﨑賢人さん演じる主人公・信との対話シーンや、岡山天音さん演じる尾平を鼓舞するシーンでも発揮されています。己の気持ちを隠すように生きていた羌カイが感情を爆発させる場面で、瞳が揺れるような細やかな表情の変化を見せ、心を動かされる映画独自の名シーンとなりました。ただ原作の羌カイを再現しただけでなく、ひとりの人間としてのドラマ性を感じさせます。

(椎崎麗)

【画像】かわいい笑顔と凄まじいアクション!清野菜名の実写化出演作(8枚)

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