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【漫画】「談笑タイムが苦痛」バイト先でボッチの女子を救ったのは?「いい話」「泣ける」

静原舞香さんは18歳のとき、ファミレスでアルバイトをしていました。バイト先の人たちから話しかけられず、いつもひとりぼっちの彼女に唯一声をかけてくれたのは……。心温まるエピソードを描いたエッセイマンガに「泣ける」と反響が集まっています。

ぼっちの自分に優しくしてくれた 17年前の思い出を「忘れられない」

スタッフルームの談笑タイムが苦痛…(静原舞香さん提供)
スタッフルームの談笑タイムが苦痛…(静原舞香さん提供)

 静原舞香さん(@maika_shizuhara)は18歳のとき、大阪のファミレスでアルバイトをしていました。しかしバイト先の人たちから話しかけられることもなく、いつもひとりぼっちで居心地の悪さを感じていました。そんな彼女に唯一声をかけてくれたのは……。

 静原舞香さんのエッセイマンガ『バイト中に出会った忘れられない人。』がTwitterで公開されました。集団で孤立するのはとてもつらいことですが、そんなときに優しく接してくれる人がいたら救われますね。読者からは「分かる」「いい話」「泣ける」「Kさんのような人になりたい」などの声があがり、Twitter投稿は1万いいねの反響が集まっています。

 作者の静原舞香さんに、お話を聞きました。

ーー静原舞香さんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

 これといって具体的なきっかけはないのですが、小さな頃から絵を描いていて、マンガは小学3年生頃から描いていました。そのあと、もろもろの事情で絵の世界から離れるのですが、20代後半で美大に入って、デッサンを描いて、油絵を描いて、あれやこれやとさまざまな表現方法を試していくうちに、またもやマンガに戻ってきて、30代半ばで原作付き・作画担当で漫画家(別名義)としてデビューし、半年ほど週間連載させてもらいました。

ーー『バイト中に出会った忘れられない人。』のエピソードをマンガに描こうと思ったきっかけを教えて下さい。

 ややスパルタなきっかけというか、理由がありまして……。これを描いたのは半年かもっと前だと思うのですが、その頃はマンガの編集者さんと頻繁にやり取りをしていた時期だったんです。で、そのとき編集者さんによく言われていたのが、「マンガは感情を伝えるものなのに、君のマンガは出来事しか描かれていない。マンガは出来事+感情をセットで描くんだ!」「自分のなかに強く残っているものを描け!!」のふたつ。

 まぁ編集者さんの意図としては、マンガを描き慣れてないやつにいきなり他人の感情(創作)を描かせても、話が途中で破綻するから、まずは1本筋の通った話を描き切る練習として、自分の知ってる感情=「自分のことを描いて練習しろ!」だったのだと思います(笑)。実体験を描くぶんには、そう破綻することはないですしね……。

 それで、自分の過去を掘っていって、いろいろ探って、ポーンッと出てきたのがこのエピソードだったので、それで描きました。あと、「短く濃く伝えろ」的なことも言われていたので、4ページにいろいろ凝縮しています。描きたい気持ちに付け加えて、技術的な練習も含めて描いたものです……。なんか、ロマンがなくてすいません。

ぼっちの自分に声をかけてくれたKさん(静原舞香さん提供)
ぼっちの自分に声をかけてくれたKさん(静原舞香さん提供)

ーーバイト先で孤立するなか、Kさんの存在は大きかったのではないかと思いますが、改めて当時を振り返ってのお気持ちをお聞かせいただけますか?

 Kさんみたいな人に会うのと会わないとでは、全然人生が変わってくると思います。人間関係や思い出は形には残らないけど、記憶には残ります。何かつまずいたときや、落ち込んだときに、こういった記憶を思い出すと、まぁ何というか、あったかい気持ちになるので、ざっくり言うと「いい出会いだったな~」ですかね……。

ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

「こういう思い出がひとつでもあるのは本当に幸せなこと」という声です。

ーー脚本家としても活動なさっているとのことですが、現在のご活動内容や、今後の活動のご予定などについて教えて下さい。

 現在は株式会社ピタという脚本家事務所に所属していて、吹き替えアニメ、原作付きのアニメの脚本をやらせてもらっています。

 マンガの仕事は、持ち込みをしている時期でも、担当編集がついてるわけでもなく、とくに何の予定もありません。ただ、マンガ自体は、仕事と大学の合間にちょこちょこと描いてるので、年内に何がしかのアクションは起こそうかなぁ~と考え中です。

 単純に持ち込みに行くかもしれないですし、コミティアなりコミケに出すかもしれないですし、Kindleで無料で配布するかもしれないですし……。描き進めた枚数だけ増え続けてる状態なので、どうにかします。Twitterでたまにマンガをあげるので、見ていただけると幸いです!

(マグミクス編集部)

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