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サッカー漫画の主人公だけで日本代表を組んだら 超攻撃的布陣が完成?

超豪華な攻撃陣が完成する!?

こちらもサッカーマンガの金字塔『シュート!』1巻(講談社)
こちらもサッカーマンガの金字塔『シュート!』1巻(講談社)

●守備的MF(ミッドフィルダー)のふたりは?

・DH(ディフェンシブハーフ、ボランチ):高杉和也(『俺たちのフィールド』)、沖千尋(『フットボールネーション』)

 守備的ポジションの、ミッドフィルダーが主人公のマンガも、あまりありません。2ボランチの一角、『俺たちのフィールド』の高杉和也はマツモトと同じく、ユーティリティプレーヤーです。最終的にはフォワードに落ち着いていますが、センターバックと攻撃的ミッドフィルダーとボランチ、緊急時にはゴールキーパーもこなせます。高校サッカー、アルゼンチン、Jリーグ、日本代表、イタリアセリエAと経験豊富で、さらに熱血なムードメーカーでもあるため、キャプテンにもなれるでしょう。

 和也はリザーブ・ドッグスでプレーしていたころにボランチをしていたので、ここではボランチで起用しています。運動量が豊富で、当たり負けしない強靭なフィジカルを持つプレーヤーです。

 一方の『フットボールネーション』の沖は、珍しい守備的ミッドフィルダーを本職とする主人公です。社会人のアマチュアクラブでプレーする選手ですが、国内のトッププロに匹敵するテクニックを持っています。視野が広く、サッカーIQにも優れているので、守備だけでなく攻撃時のビルドアップ(自陣後方から、前方まで、パスやドリブルでボールを運んでいくこと)にも貢献してくれるでしょう。

●攻撃的MF(ミッドフィルダー)は最強の3人?

・LSH(左サイドハーフ):田仲俊彦(『シュート!』)
・RSH(右サイドハーフ):坂本轍平(『ファンタジスタ』)
・OH(オフェンシブハーフ、トップ下):大空翼(『キャプテン翼』)

 攻撃的なポジション、特にトップ下とセンターフォワードの主人公は多く、3人中ふたりが本職ではないポジションでの出場となります。

『シュート!』の主人公・田仲俊彦はセンターフォワードが本職ですが、作中で左ウイングでも出場していたので、左サイドに起用しました。ウイングとサイドハーフだと少し違いますが、現実でも日本代表の伊東純也選手がフォーメーション変更にともない、ウイング、サイドハーフ、ウイングバックとポジションを変更している例があるため、今回は左ウイングの経験がある俊彦を左サイドハーフで起用します。俊彦は両足利きで、ファントムドリブル、幻の左など反則級の個人技を持っており、相手チームにはかなり厄介な存在となるでしょう。

『ファンタジスタ』の主人公・坂本轍平は、もともとはセンターフォワードでしたが、のちにコンバートされ、本職はトップ下です。しかし、右サイドハーフで出場した描写もあるので、ここでは右サイドハーフで起用しました。本来は司令塔タイプですが、スピード、テクニックもあり、個人で打開して突破する能力にも優れています。

 そして、トップ下は我らが10番・大空翼(『キャプテン翼』)を、敬意を込めて選出しました。ゴールキーパーを吹き飛ばし、ゴールネットを突き破る人間離れしたシュート力や、ゴールキーパーの背後までカバーする広大なカバーエリアなど、翼くんはもはやいるだけで相手チームの脅威と言って間違いないでしょう。

●名選手だらけのFW(フォワード)は誰を選ぶ?

・CF(センターフォワード):逢沢駆(『エリアの騎士』)

 俊彦は本職がセンターフォワード、轍平、翼くんももともとフォワードでした。また、ボランチに回した高杉和也はユーティリティですが、最終的にフォワードに収まっています。

 フォワード、攻撃的ミッドフィルダー、またはその両方ができる主人公は多く、一条龍(『BE BLUES!~青になれ~』)、柄本つくし(『DAYS』)、風祭将(『ホイッスル!』)、潔世一(『ブルーロック』)、椎名曜(『VIVA! CALCIO』)、赤星鷹(『Jドリーム』)など、挙げていくとキリがありません。

 特にセンターフォワードが本職の主人公は多いのですが、今回そのなかから『エリアの騎士』の逢沢駆を選びました。他のポジションとの兼ね合い、日本代表のエースとして活躍した経歴、マンガ自体の知名度、「φ(ファイ)トリック」などのかっこいい名前の技を持っていることが理由として挙げられます。駆は存在そのものが少年マンガ的で華があるので、主人公選抜チームに相応しい存在でしょう。

●監督に選ぶなら、この人しかいない?

・日本代表監督:達海猛(『GIANT KILLING』)

 達海猛は、本格派サッカーマンガ『GIANT KILLING』の主人公で、選手時代から「モンテビア山形」監督の佐倉が、「指導者としても成功する」と予測していた男です。まだ30代半ばの若い指導者ですが、優れた戦術家でモチベーターでもあります。

 まだまだ発展途上で、格上の国も多い日本にとって、数々の「ジャイアントキリング(番狂わせ)」を起こしてきた達海は、最適の指導者と言えるでしょう。各作品の主人公だらけの今回のチームでも、クセの強い面々を知略、人柄でまとめ上げてくれるはずです。

 今回組んだ「主人公のみの代表チーム」は、センターバックふたりが駆け出しの10代選手、左サイドバックはユースの選手で、守備は強固とは言えないかもしれません。

 その代わり、攻撃陣は超強力です。レアル・マドリード(俊彦と轍平)、FCバルセロナ(翼くん)など、ビッグクラブのプレーヤーが揃う豪華な布陣が出来上がりました。

 カバーエリアの広い翼くんと運動量の豊富な和也、何でもできるマツモト、沖が守備をしながらビルドアップし、俊彦、轍平、駆の個人技で強引に突破すれば、失点したとしても、十分に取り返せるでしょう。2点取られたら、3点取り返すようなチームでしょうか。さらに、それぞれが「主人公補正」という強力な武器も持っているので、いろいろと夢のあるチームです。

 現実の日本代表も、厳しい競争を勝ち抜き、実力を発揮してきた「主人公」のような選手ばかりです。さらに、今回のワールドカップ決勝トーナメント初戦は、因縁の多いクロアチア、さらに勝ち上がれば超強豪・ブラジル、もしくはこちらも因縁の相手・韓国が待ち受けているというのも、マンガのような展開です。はたして、どのような結果になるのか、楽しみに待ちたいと思います。

(ニコ・トスカーニ)

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