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『ドラえもん』の「公式」な最終回とは? 「切なすぎ」「都市伝説じゃなかった」

ドラえもんの最終回にはさまざまな「都市伝説」じみた説が出回っていますが、公式な最終回は存在するのでしょうか? 今回は実は複数あった最終回を紹介します。

『ドラえもん』は誰もが知るマンガだけど?

誰もが知っている名作『ドラえもん』。画像は『ドラえもん (藤子・F・不二雄大全集)』第1巻(小学館)
誰もが知っている名作『ドラえもん』。画像は『ドラえもん (藤子・F・不二雄大全集)』第1巻(小学館)

『ドラえもん』は、『サザエさん』や『ちびまる子ちゃん』など、日本人なら誰でも知っている「基本教養」的なマンガであり、もはや日本文化の一部と言ってもいいくらいの超有名作品です。連載開始からすでに50年以上が経ち、作者の藤子・F・不二雄先生は四半世紀以上前に亡くなっていますが、TVアニメは声優の交代も経て今も継続中。コロナ禍で公開延期もありましたが、劇場版も毎年大ヒットしています。

 もはや終わらせる理由がなく、「不死身」と言ってもいいほどの人気を誇る『ドラえもん』ですが、その「最終回」については、長年さまざまな「都市伝説」じみた説が存在しています。「ドラえもんの存在そのものが、植物人間になったのび太が見た夢」「ドラえもんの開発者はおとなになったのび太」など、耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。

 藤子先生は「大長編ドラえもんシリーズ」第17作の『のび太のねじ巻き都市冒険記』執筆中に亡くなっているので、『ドラえもん』は本来「未完」の作品なのですが、実は「公式な」最終回は存在するのです。しかも複数あります。

 今回はあまり知られていない『ドラえもん』の最終回について、『ドラえもん』連載の歴史とともに振り返ります。

●そもそも「第1話」が「6種類」ある

『ドラえもん』の連載は小学館の雑誌「よいこ」「幼稚園」「小学一年生」「小学二年生」「小学三年生」「小学四年生」の1970年1月号で、同時にスタートしました。後に、「小学五年生」「小学六年生」「てれびくん」「コロコロコミック」にも掲載されています。

 6つの雑誌で同時に連載が始まったため、「ドラえもん」には6種類の第1話が存在します。一般的に『ドラえもん』の第1話として知られているのは「小学四年生」に掲載された「未来の国からはるばると」ですが、その理由は最初の単行本となった「てんとう虫コミックス」収録の第1話が「未来のくにからはるばると」だったためです。

 種類別の第1話は、2019年に発売された『ドラえもん 0巻』でも確認できます。読者の対象が幼稚園児から小学校高学年まで広がっているため、それぞれの第1話を読むと言葉遣いが対象年齢が低いほど平易になっており、のび太の学年も掲載誌によって変わっていました。このように掲載誌が複数という特殊な事情があるため、2009年から発売された『藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん』(小学館)では、学年繰り上がり順の掲載(リアルタイム読者が最年長の1970年「小学四年生」から順に掲載)という特殊な掲載順になっています。

 なお、最初期連載の特徴として、今やおなじみのドラえもんの妹・ドラミが全く出てきません。ドラミは「読者投稿」をきっかけに誕生したキャラクターで、1973年の「小学五年生」4月号掲載の「ハイキングに出かけよう」で初登場となりました。

 また、原作のドラえもんは「きみはじつにばかだな」「脳みその進化がおくれているらしい」と、ストレートにのび太をディスるなど、かなりの毒舌家で、近年は毒舌コマがネットの大喜利のお題画像などにも使われています。

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