マグミクス | manga * anime * game

消えた『ザ・ドラえもんズ』を覚えてる? 「黒歴史」化してしまった7人の国際ロボットたちのナゾ

2025年9月3日、ドラえもんの誕生日を迎えるとSNS上で「ドラえもんズ復活して」という声が相次いでいます。20代の若いファンには馴染みがないかもしれませんが、かつて7人の国際色豊かなロボットたちがいました。

記念日に「ドラえもんズ」を惜しむファンたち

『映画ザ・ドラえもんズ ドキドキ機関車大暴走(小学館のテレビ絵本シリーズ)』(小学館)
『映画ザ・ドラえもんズ ドキドキ機関車大暴走(小学館のテレビ絵本シリーズ)』(小学館)

 2025年9月3日、ドラえもんの誕生日を迎えました。SNS上では「ドラちゃんおめでとう」という祝福の声とともに、あるキーワードが静かに話題となっています。

 それは「ザ・ドラえもんズ」です。

「久しぶりにドラえもんズ見たいなー」「ドラえもんズ復活ずっと待ってる……」「ドラえもんズってなんか触れちゃいけないみたいな空気になってるのなんで?」といったコメントが相次いでいます。現在の若いファンには馴染みのない名前かもしれませんが、かつて確かに存在していた7人の国際色豊かなロボットたちがいたのです。

 消えた「ザ・ドラえもんズ」とは、ドラえもんを含む7人の猫型ロボットで構成されたチームのことです。

 それぞれが世界各国をモチーフとしたキャラクターで、カウボーイ姿の「ドラ・ザ・キッド」(アメリカ)、カンフーの達人だが女の子の前では緊張してしまう「王(わん)ドラ」(中国)、普段はおとなしいものの丸いものを見るとオオカミ男になる「ドラニコフ」(ロシア)、プレイボーイで怪力の「エル・マタドーラ」(スペイン)、ワガハイ口調で怒ると巨大化する「ドラメッド三世」(サウジアラビア)、運動神経抜群ながら抜けている「ドラリーニョ」(ブラジル)、そして我らがドラえもん(日本)という構成でした。

 彼らは「親友テレカ」という伝説のひみつ道具で固い絆で結ばれており、互いのピンチには必ず駆けつけるという設定。この国際色豊かな7人組は、1995年から2002年まで毎年春の映画『ドラえもん』と同時上映される短編映画の主役として活躍していました。

 初登場は1995年の3DO専用ゲーム『ドラえもん 友情伝説ザ・ドラえもんズ』ですが、同年の映画『2112年 ドラえもん誕生』でスクリーンデビューを果たします。翌1996年の『ドラミ&ドラえもんズ ロボット学校七不思議!?』では本格的に映画の主役となり、1997年の『ザ☆ドラえもんズ 怪盗ドラパン謎の挑戦状!』では第15回ゴールデングロス賞優秀銀賞まで受賞。子供たちからの人気も上々で、順調にシリーズが続いていました。

 しかし彼らは突然姿を消してしまいました。

 2002年公開の最後の作品『ザ☆ドラえもんズ ゴール!ゴール!ゴール!!』では、上映時間が大幅に短縮され、セリフのないサイレント映画という異例の形で終了しています。

 2005年にアニメがリニューアルされた後は、ザ・ドラえもんズの存在そのものがなかったかのような状態になっており、彼らの映画作品は配信サービスでも視聴できません。ファンの間でさまざまな憶測が飛び交っていますが、真相は明かされていません。

 それでも過去にはファンが復活を求めて1400以上の署名を集めた活動もありました。しかし、実現には至っておらず、彼らはいまも「消えた仲間たち」として多くのファンの記憶の中に存在しています。アニメがリニューアルされてから20年近くが経ったいまでも、ドラえもんの誕生日のたびに彼らを懐かしむ声が聞こえてくるのです。

(マグミクス編集部)

【画像】え…っ! 「ドラえもんの初恋の相手?」「スタイル抜群」 こちらが“一緒に消えた”ヒロイン枠「ドラミャーコちゃん」です(2枚)

画像ギャラリー

マグミクス編集部関連記事

もっと見る

編集部おすすめ記事

アニメ最新記事

アニメの記事をもっと見る