【漫画】マスクを外せない世界 「好きな人の顔くらい」少女に訪れた衝撃展開に「背筋凍った」
子供の頃からずっと、外では特殊な「マスク」をしなければならない世界で育った少女。納得はしていたけど、ある時「好きな人の顔が見たい」と思った彼女が、彼と一緒にマスクを外したら……。Twitterで公開されたマンガが「怖い」「何通りにも解釈できる」と話題です。作者の吉田博嗣さんにお話を聞きました。
「外見での差別」がない、いい世界になったと思っていたが?

子供のときからずっと、「外ではマスクを外してはいけません」と言われて育ち、友達の素顔も知らない少女。「昔は外見で酷い差別があった」とも説明され、彼女はマスク生活に納得していました。しかしあるとき、「好きな人の顔が見たい」と、恋仲になった男子と一緒にマスクを外したところ……。
Twitterで公開された4ページのマンガ『マスク生活』が、「背筋が凍った」「ゾワゾワする設定と展開」「何通りにも解釈できて面白い」と話題を呼んでいます。投稿には6万6000以上のいいねが付きました。
このマンガを描いたのは、漫画家の吉田博嗣さん(@yohida01)です。同作は「週刊ヤングマガジン」本誌に掲載されたほか、「ヤンマガWeb」でも公開されています。吉田博嗣さんに、作品についてのお話を聞きました。
ーー吉田博嗣さんの漫画家としてのデビューの経緯を教えて下さい。
数年前は東京に住んでいて、山手線で五反田に通うという生活をしていました。ですが、もともと田舎育ちの自分としては東京の人口過密感が全く肌に合わず、精神的に限界を超えてしまい、「自然がある場所に引っ越してそこでできる仕事をしたい!」と、強く思うようになりました。
そこで、講談社の「デイズネオ」という、漫画家志望者と編集者のマッチングサイトに短編を投稿したところ、担当さんがつきました。そして『やすお』という短編で、「ヤングマガジン月間新人賞」に入選したのがデビューですかね。
ーー今回のマンガは、コロナ禍を経験した多くの人にとって恐ろしい内容でしたが、アイデアを思いついたきっかけはどのようなものでしょうか。
上記の経緯で、私は人口密集度がかなり低い田舎に住んでいるのですが、それでも散歩していると、外でもみんなマスクをしているんですよね。だから自分も「突然殴られたりしたら嫌だなぁ……」と思って、マスクをつけていたのですが、やっぱりさすがにおかしいよなぁと。それで「マスクをネタにして何か描くか」と思ったときに、「大仏マスク」と「陰謀論」が結びついてこのネタになりました。
ーー内容もさることながら、鬼気迫る筆致にも引きこまれました。特にこだわったコマなどはございますか?
「マスクをとったら人間じゃなかった(?)」というオチなのですが、これをどれぐらい怖い感じで描くかで迷いました。「あまり描き込むと気持ち悪くなりすぎるかなぁ」などと、悩みながら描きました。

ーーTwitterでもたくさんの感想が寄せられていますが、特にうれしかった感想の声、印象に残った読者の声について、教えて下さい。
Twitterでちょっとした考察を書いてくれている人がいて、面白かったですね。うれしかった感想は全部です……!!
ーー今後、マンガの創作に関して、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
2023年春頃に、「週刊ヤングマガジン」で短期連載を予定しています。今はそれの準備中なのですが、このマンガで興味持っていただけた方は、ぜひ連載も読んでほしいです……! よろしくお願いします……!
(マグミクス編集部)



