『チェンソーマン』デンジはジャンプ史上最も悲惨な主人公か? 後半の展開が絶望的すぎる
TVアニメの放送やマンガ第2部の連載がスタートし盛り上がりを見せている『チェンソーマン』は、主人公デンジの人生があまりにも衝撃的で、「ジャンプ史上最も悲惨な主人公ではないか」と話題に。そんなデンジの主人公らしからぬ、あまりにも壮絶で悲惨な人生をネット上であがった声とともに紹介していきます。
ダークヒーロー作品として「週刊少年ジャンプ」で連載されていた『チェンソーマン』(著:藤本タツキ)は、TVアニメの放送や「少年ジャンプ+」での第2部連載で毎週、盛り上がりを見せています。「ジャンプ」作品のヒーローは仲間を引き寄せるカリスマ性や正義感が魅力のひとつである一方、『チェンソーマン』の主人公であるデンジは、それらが一切ありません。
「ジャンプの王道」から外れた主人公であるうえ、さらに「ジャンプ史上最も悲惨な主人公」ではないかという声もあがっています。デンジの「ジャンプ主人公」らしからぬ、残酷で悲惨すぎる人生を見ていきましょう。
※この記事では『チェンソーマン』のまだアニメ化されていないシーンでのキャラの生死に関わる記述があります。
登場時のデンジは、亡くなった親が残した借金を返済するため極貧生活を強いられていました。食事は食パン1枚、さらに右目は売ってしまったため眼帯を付けています。たまたま助けたチェンソーの悪魔である「ポチタ」とともに、借金取りの言いなりになりながらデビルハンターとしてコツコツと働き、静かに生きていました。しかし、借金取りに裏切られ、殺されるという仕打ちに遭います。
しかし、命が尽きそうな時、デンジは悪魔のポチタと契約しチェンソーマンとして蘇ります。第1話目から衝撃的な展開で始まり、スタート当初、ネット上では「最初から内容がエグイ」「主人公がかわいそうだけど面白くなりそう」と期待する意見があがっていました。
まだまだデンジの悲劇は始まったばかり。チェンソーマンとなったデンジは、公安のデビルハンターである先輩の早川アキと同じ家で暮らすようになり、ふたりは次第に家族のような信頼関係を持つ間柄になっていきます。しかし悪魔に乗り移られてしまったアキがデンジの前に現れ、ふたりは戦わざるを得ない状況に追い込まれます。最後はデンジがアキを殺すというあまりに残酷で最悪な結末に、「こんなのつらすぎる」とファンを絶望させました。
追い打ちをかけるように起こったのは、デンジのバディで、アキとデンジの3人で共同生活をしていたパワーの死です。パワーがデンジのいるマキマの家に訪れ自宅に入ろうとした瞬間、デンジの目の前でマキマに殺されることに……。この予想もしなかった衝撃的な展開には、積もり積もった読者の絶望感も絶頂に。「精神壊れるわ」「人生ハードモードすぎる」といった声があがりました。
原作マンガは第一部「公安編」が終わり、第二部では高校生活を送るデンジの様子が描かれています。楽しい高校生ライフを送っている……はずもなく、さらなる不幸がデンジを襲うのか、もしくは穏やかな幸福が訪れる日が来るのか、今後も注目されていきそうです。
(マグミクス編集部)