ゲーマーたちの「エリクサー症候群」の度合いは? 意見が割れる結果に!【アンケート】
「エリクサー症候群」、最多の傾向は果たして……!?

●第2位「ラスボスや最強のボス限定ならば使える」:7票
段階としては4番目に該当する「ラスボスや最強のボスなら」の声が、第2位となりました。ラスボスは、シナリオの最後に待ち受ける存在。物語の黒幕だったり、世界を破滅させる原因だったりしますが、その存在を打倒するのが主人公たちの目的なので、全力を投じるに値する相手です。
またゲームによっては、本編のラスボス以上の強さを誇る「裏ボス」的な敵がいる場合もあります。ちょっとしたオマケ程度のものから、がっつり育成しないと勝てないエンドコンテンツまで千差万別ですが、概ね手ごわい相手。総力戦になるケースがほとんどです。
ラスボスと裏ボスは異なる存在ですが、「この敵を倒したら一区切り」という共通点を持ちます。前者なら、本編のクリアとほぼ同じ意味。また後者もこれ以上の敵がおらず、このいずれかでゲームを終える場合がほとんどです(未クリアで諦める場合もありますが)。
プレイヤーが「これが最後のバトル」と決めたら、その先を気にする必要はなく、どんなアイテムも残しておく必要性がありません。この条件なら問題なく使える、という心境も十分理解できます。
【回答者コメント】
・(エリクサー症候群にかかっていない)仲間がいるでしょう。
・ゲームが終わった時点で余ってるのを見ると、愚かとしか言いようがない。
・2周目以降は症状が緩和されることが近頃わかりました。
●第1位「かなりの強敵相手だったり、ストックに余裕があれば使える」:9票
今回の段階別ではちょうど真ん中にあたる、「強敵や数に余裕があれば使える」との声が最多となり、堂々の第1位に輝きました。「もったないから使うのをためらう」と、「ここぞという場面なら迷わない」の両方を取り入れた柔軟な考えが、一番汎用的だったようです。
貴重なアイテムと一口に言ってもさまざまですが、例えば症状の名称にもなっている「エリクサー」は、魔法を使う際に消費する「MP」を回復する効果が得られる場合が多め。魔法は、攻撃・回復・補助と幅広く活躍できる要素なので、その分MPという足枷を作り、発動回数に制限がかかっています。
冒険してる最中は、MPの残量を目安に帰るタイミングを決める場合もあるほど、重要度が非常に高いステータス。万が一、回復魔法を使うキャラクターのMPが尽きたら、パーティの全滅もあり得るほどの緊急事態です。また、手ごわいボスと戦っている最中にMPが尽きると、絶望という言葉が頭をよぎります。
これだけ大事なMPを回復できる「エリクサー」は、パーティの生命線そのもの。だからこそ大事にとっておき、いざという時を見極めてしっかりと使いたいもの。この項目に票を投じた方々は、そのバランス感覚に優れているのかもしれません。
【回答者コメント】
・つい勿体ないと思ってしまいます…貯め込みがち。
・とても気持ちが分かる。そのゲームにハマっていればいるほど、また、終わりがなければ無いほど使うのはためらわれる。最近は、仕事や家庭の関係で、「いつ辞めるか分からない」「アイテムが無くなったならそこが辞め時か!?」と思うようになったので、ボス戦などでは比較的ためらわずに使えるようになった。
・貴重なものほど勿体無いと感じてしまう。性分ではあるが、使わないでプレイするのも含めて楽しんでいるからしょうがないと思う。
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アイテムの使用・不使用も含め、それが各個人のゲームスタイル。どの段階であろうと、何ら問題はありません。大事なのは、自分にとって一番心地よいスタンスでプレイすること。貴重なアイテムを使い切って勝つもよし。残せたアイテムの数を眺めて満足するも、またよしです。
そして、自分と同程度の「エリクサー症候群」の人がいたら、互いのプレイを振り返って盛り上がるのも一興でしょう。自分の「エリクサー症候群」がどの程度なのか、これを機に振り返ってみてください。
(臥待)