のび太＝テスト0点　カツオは？　実際の成績を見てみたら「もったいない」

カツオのテストは「0点」だっけ？　調べてみたら「リアルすぎ」

『ドラえもん』（著：藤子・F・不二雄）の、のび太が勉強できないことは、『ドラえもん』を知っている方なら漏れなくご存知のはずです。基本スコアは、ほぼ「0点」。隠していた答案用紙が見つかり、ママに激しく叱責されるシーンはおなじみでしょう。

　さて、同じく国民的作品である『サザエさん』（著：長谷川町子）のカツオも、波平や先生から怒られがちなキャラです。のび太と同じく小学5年生ですが……そういえば（主にアニメ版の）カツオのテストの点数は、どれくらいでしょうか。

　まず、決して「優等生」でないことは確かです。常日頃、中島とともに野球に明け暮れ、宿題をないがしろにし続けています。一方で、のび太のように「0点」を獲るほどの劣等生だったかといえば……それも即答しかねます。改めてカツオの「学業成績」に関して、つぶさに見ていきましょう。

　大前提として、アニメの公式プロフィールにもあるように、カツオは「頭の回転が早くて口が達者なお調子者」です。そう、「頭の回転が早い」のです。イタズラの企画力も優れており、「切手にコショウを塗ってみた」「醤油の瓶に酒と書いてみた」などなど、どこか「YouTuber黎明期」を彷彿とさせるものもあります。怒られても、場合によっては相手を言いくるめる始末です。

　さて、この頭脳があれば、本来学校の勉強など簡単なはずですが……やはりそうもいかないようです。アニメで確認した限り、返却されたテストの点数は「34点」「28点」「19点」……かなり真に迫る、「悪い点数」を叩き出しています。なるほど、のび太ほどではないですが、むしろ「劣等生」としてのリアリティはカツオの方にあります。

　算数のテストで77点をとった際には、家族総出でお祝い。マスオに至っては「天文学的な点数」と、奇跡のように喜びました。77点という数字も、またリアルです。とはいえ、いざとなれば好成績が取れるので、やはりカツオは野球に明け暮れて勉強をしていないだけ、という見方ができるでしょう。

　一方、同じく野球に取り憑かれた男・中島はというと……親友・カツオを差し置いて、平気で100点を取る「裏切り」を見せます。中島曰く「テストの前の日はお風呂に入らない」という、珍妙なジンクスを守ると、良い点数が取れるとのこと。実に不可解な男です。ちなみに、カツオはこのジンクスを真似しましたが、うっかりお風呂に入ってしまった中島相手に10点も負けました。

　いずれにせよ、カツオの学業成績には、大いに伸び代があるようです。野球以上に勉強に目覚めたら……「確変」に期待してしまいます。