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メンタル疲れにはマンガが効く! キーワードは「青春時代」、いったいなぜ?

経済的な豊かさや科学技術の進歩が生み出した「ストレス社会」の現代。そんな社会の中、心を病む人たちが増えています。しかし1冊のマンガがこの危機を救うかもしれません。

70%以上の独身女性が思い出すもの

 職場の人間関係やパートナーとの恋愛などに疲れたときこそ、青春時代に夢中になったあのマンガを読み直そう――。

 このたび、エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ(大阪市中央区)が全国の20歳~39歳の独身女性1030人を対象に行ったインターネット調査によると、70%以上の人が落ち込んだときに青春時代を思い出し、メンタルケアをしていることが分かりました。

70%以上の女性が「青春時代を思い出すこと」でメンタルケアを行っている(画像:エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ)
70%以上の女性が「青春時代を思い出すこと」でメンタルケアを行っている(画像:エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ)

 イギリスのサウサンプトン大学の研究によると、青春時代などの過去の良い記憶を懐かしむことで、「孤独や退屈、不安に抗する力が湧き、自己肯定感が高まって他人に対して優しくなれるということ」が証明されています。

 しかし、メンタルが疲れている状態で青春時代を思い出そうと考えても、どうしたらよいか迷ってしまうのではないでしょうか。そんなとき、「過去に好きだったマンガ」や「自分の過ごした時代を舞台にしたマンガ」が効果的とうったえるのが明治大学法学部教授の堀田秀吾さん(法言語学)です。いったいなぜでしょうか。堀田さんに聞きました。

テレビでもOK、でも……

――効果が期待できるのは、あくまでも「過去に好きだったマンガ」や「自分の過ごした時代を舞台にしたマンガ」で、マンガであれば何でも良いというわけではないのでしょうか。

 そうです。

――「過去に好きだった」「自分の過ごした時代を舞台にした」ものであれば、例えばテレビでも同様の効果が期待できるのでしょうか。

 可能性は高いですね。大切なのはどのような「情報」に触れるかということです。マンガは情報を運ぶ「媒体」のひとつであり、ほかの媒体が同様の効果を持つことは何の不思議もありません。ただし、マンガならではの良さがあるのです。

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