ポケモンの「食用」問題、『SV』では隠す気ゼロ?「図鑑に味が書いてある」
ポケモンは食材……ゆるぎない真実が発覚しまう

ネットでも話題になりましたが、同作に登場するレストランでは当たり前のように「ポケモン」を食材にした料理が登場します。衝撃です。
例えばあるレストランで提供される「ガケガニ・アル・アヒージョ」という料理。ガケガニとは新たに登場したカニモチーフのポケモンです。
料理の画像を見るとそこには思い切り、ガケガニの巨大なハサミが丸ごとアヒージョにされているではありませんか。はっきり言って旨そうです。さらにこのガケガニですが「ガケガニスティック」という「カニカマ」にまで加工されてもいるのです。捨てるとこなしです。
さらに図鑑を眺めていると……「ノノクラゲ」という新ポケモンの説明に衝撃の文言が。「じめじめした森の中で暮らす。剥がれ落ちた体のヒラヒラは歯ごたえがあってとても美味しい」。
普通に食材として扱っています。現にとある料理店では「ノノクラゲとキュウリの酢の物」が提供されています。そして画像を見る限り、これもまためちゃくちゃビールに合いそうなのです。困ったものです。
とはいえ、さすがは世界の『ポケモン』です。ちゃんと「抜け道」を用意しています。これまで挙げた「ヤドン」も「ガケガニ」も「ノノクラゲ」も、食材として利用しているのはあくまでも「生え変わる部位」であり、わざわざ屠殺しているわけではなかったのです。ホッと一安心です。
と、思いきや次のようなアイテムが目に入ります。
「ミガルーサのきりみ」。ミガルーサとは魚のポケモン。「きりみ」ということは…普通に捌いているではありませんか。いよいよ食材として犠牲になるポケモンが登場でしょうか。
いや、これもまたこちらの早計。図鑑を確認しましょう。「体の贅肉を捨てて身軽になり獲物に突撃」との記載が。実際に「贅肉」を切り捨て「骨身」になるアクションも用意されています。何より「ミガルーサのきりみ」が倒した時の「落し物」なのでした。
つまり自分の体の一部を「きりみ」として捨てることができるポケモンなのです。なんともアクロバティックに「食材=死」という図式を回避しました。
「ポケモン」を食材として利用していること自体ははっきりしましたが、どれもが屠殺を行わない持続可能性を保った利用をする、というのがあの世界の不文律なのは明らかです。
さて、そうなってくると普通に登場する「ハム」や「ソーセージ」は一体、何をどう加工したものなのか……『ポケモン』の世界がよりリアルで立体的になるにつれて、無粋ながらも素朴な疑問がますます膨らんでしまうのです。にしても、ガケガニ、美味しそうです。
(片野)


