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マンガ家たちが岩手の魅力を描く「コミックいわて」第8弾が発売 復興と歩むその未来は

宮沢賢治の大ファン、こうの史代も参加

――他に、マンガを通した復興支援活動があれば教えてください。

 ひとつに、東日本大震災直後の2011年5月から毎年継続して行われている「漫画家が岩手を応援するツアー」があります。しりあがり寿先生や吉田戦車先生が中心となってマンガ家の先生方を集め、被災地の中学校でマンガ体験教室を行ったり、チャリティーサイン会を開催したりする活動です。

 このツアーに参加した鈴木みそ先生や三宅乱丈先生が、その様子をマンガに描き、「コミックいわて」に提供していただきました。
 
――特に注目を集めた作品や、読者からの反響の大きかった作品はありますか。

 アニメーション映画『この世界の片隅に』の原作者である、こうの史代先生が、震災後に釜石市を訪れた体験をもとに描かれた『絵馬幻想』は、反響の大きかった作品のひとつです。こうの先生は、岩手ご出身ではありませんが、大の宮沢賢治ファンとして知られていることから、本県ゆかりのマンガ家の一人として執筆を依頼したところ、ご快諾いただきました。

『絵馬幻想』より ©️こうの史代/岩手県・銀杏社
『絵馬幻想』より ©️こうの史代/岩手県・銀杏社

 また、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の世界と「3.11」後の岩手をつないで描かれた池田邦彦先生の『永遠のカンパネルラ』も、コミックス収録に先立ってWebで公開したところ、読者の方々から「涙が止まらない」「命というものをあらためて考えさせられた」など、思いの強い感想をたくさんいただいています。

『永遠のカンパネルラ』のワンカット ©️池田邦彦/岩手県・銀杏社
『永遠のカンパネルラ』のワンカット ©️池田邦彦/岩手県・銀杏社

【画像】こうの史代さんも寄稿、「コミックいわて」収録作品を見る

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