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東日本大震災が起こった2011年の冬アニメ。『まどマギ』『IS』などが日本を元気づけた

「10年ひと昔」という言葉がありますが、みなさんは10年前のアニメをどれくらい覚えているでしょうか? 実は2011年冬クールのアニメは傑作、佳作、重要作揃いでした。東日本大震災に見舞われた日本のアニメファンを元気づけた、10年前のアニメを振り返ります。

2010年代最大級のヒット作となった“魔法少女”アニメ

アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』キービジュアル (C) Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS
アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』キービジュアル (C) Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS

 TVアニメではフジテレビ「ノイタミナ」枠で『フラクタル』と『放浪息子』が放送され、「プリキュア」は『ハートキャッチプリキュア!』から『スイートプリキュア♪』にバトンタッチした10年前の2011年冬。3月11日に東日本大震災が発生しました。

 あの未曾有の大災害から間もなく10年が経とうとしていますが、当時の記憶がまだ鮮明なアニメファンも多いのではないでしょうか。『魔法少女まどか☆マギカ』や『お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!』といったアニメが放送延期となり、テレビでは「ポポポポ~ン」のフレーズが印象的な、ACジャパンのCMが流れ続けました。

 10年前を振り返ると、そんな暗い思い出ばかり蘇ってくる人もいるでしょう。しかし2011年冬クールはそれだけで済ますにはもったいない傑作アニメが多数放送されていました。今回は、それらのなかでも逸品と言える作品を紹介します。

●『魔法少女まどか☆マギカ』

 2011年冬のアニメを語る際に欠かせないのが、『魔法少女まどか☆マギカ』です。放送開始前は中学二年生の普通の少女・鹿目まどかが主人公の魔法少女ものであることくらいしか明かされていませんでしたが、巴マミが“マミられ”てエンディングテーマ「Magia」が流れ始めた3話からは、一気に注目度がアップ。蒼樹うめさん原案のかわいらしい魔法少女たちが、本作で大きく名を上げた虚淵玄さんによるシナリオ上で数奇な運命を辿っていく様子に、多くのアニメファンが熱狂しました。

 しかし今も「神回」と名高い第10話の放送前後から、先述した通り東日本大震災の影響で放送休止に。そして2011年4月21日には第10話を含むラスト3話をまとめて放送。その日の読売新聞朝刊に「完結編 本日放送」と大きく書かれた全面広告が掲載されたことからも、異例のヒットぶりがわかります。

 本作はその後、国内外でアニメ関連の賞を多数受賞し、劇場版やゲーム、第2期も発表されているTVアニメ『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』なども展開。平成アニメ界に生まれた神話のひとつと言っても過言ではないでしょう。この作品は、「dアニメストア」「Netflix」「バンダイチャンネル」などで観ることができます。

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