アニメ化されたらトラウマ確定? 『ジョジョ』7~8部の怖すぎる敵スタンド
相手を溶かして肝臓を……いくら何でもえぐすぎる能力

2021年9月に連載が終了した『ジョジョリオン』は、随分と気が早いですが、アニメ化された際のことを考えるとワクワクが止まりません。『ジョジョリオン』はひとコマ、ひとコマの「絵」としての完成度が高まり、時には宗教画のような神々しさすら感じさせます。
そしてその描写力で描かれた、あまりにもエグすぎる凶悪スタンドたちも見どころです。8部の敵となった「岩人間」たちは、「お前らどんだけ性格悪いんだ」と言いたくなるような、相手を容赦なく追い詰めるスタンド能力を持っていました。
なかでも読者をドン引きさせたのは、東方家の長女・鳩ちゃんの彼氏として登場した、田最環(だも・たまき)と、そのスタンド「ビタミンC」です。正直、アニメで観るのが怖いです。この「ビタミンC」は、スタンドの指紋で作った結界のなかにいる生物を、「ドロドロ」にしてしまう恐怖の能力でした。
人間がほとんど「液体」になり、スタンドも立ち上がれないレベルで溶けてしまうのです。このようなスタンドの本体だけあって、かなりのドSな田最は、作中では東方家の父・憲助を液体化し、その体内に熱帯魚を放って泳がせる、あるいは主人公・東方定助を溶かし肝臓を切り取る(お札で切れるレベルで身体がドロドロ)、など文章にするのもおぞましい悪行を働きました。
続いて、岩人間・八木山夜露のスタンド「アイ・アム・ア・ロック」です。標的が中心となり、周囲にある物質がその中心に向かって集まってくるという逃れ難く、また殺傷能力も高いスタンドでした。さまざまなものが、ターゲット目がけてゴロゴロと転がってくる描写も非常に恐ろしいのですが、本稿で特筆したいのは、読者の度肝を抜いた「目からサランラップ」攻撃。
八木山は寝ているヒロイン・広瀬康穂の顔に、ラップのような薄い膜をかぶせ、口元に水を注ぐという、8部のなかでも、かなり「苦しさ」の実感が伝わる、リアルで嫌な攻撃を施しました。ビジュアルの衝撃と、窒息のリアリティ……アニメになり、声優さんの演技も加われば、さらに恐ろしいシーンとなるでしょう。ちなみにこのラップの能力がスタンドによるものか、岩人間としての特性によるものなのかは、明言されませんでした。
そのほか、7部では「過去のトラウマ」が本当に蘇ってくる「シビル・ウォー」や、音が追尾して攻撃してくる「イン・ア・サイレント・ウェイ」、8部ではターゲットが呼吸をしただけで攻撃が始まる「ドゥービー・ワゥ!」、杜王町の住民を何人もゾンビにした無差別な追尾能力「ブルー・ハワイ」など、恐ろしいスタンドはまだまだ多く登場します。また、各部の「ラスボス」のスタンドも、トラウマ級の強さを誇りました。いずれの描写も少年誌、週刊誌の枠組みを脱したからこそ、描けたのかもしれません。
(片野)




