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『聖闘士星矢』「蟹座は星座カースト最下位」はもう古い? 汚名返上したその後の活躍

『聖闘士星矢』のなかでも特に人気の高い「十二宮編」。誰もが自分の星座の黄金聖闘士の登場を楽しみにしていましたが、活躍できなかった星座もありました。蟹座が残念な星座になった理由とその後の展開を紹介します。

活躍を期待していたのに!

作中で屈指の人気を誇る黄金聖闘士たちが主役のスピンオフは、全世界で再生回数1億回突破の大ヒット。画像はアニメ『闘士星矢 黄金魂 -soul of gold-』キービジュアル (C)車田正美 / 聖闘士星矢 黄金魂」製作委員会
作中で屈指の人気を誇る黄金聖闘士たちが主役のスピンオフは、全世界で再生回数1億回突破の大ヒット。画像はアニメ『闘士星矢 黄金魂 -soul of gold-』キービジュアル (C)車田正美 / 聖闘士星矢 黄金魂」製作委員会

 全世界でシリーズ累計5000万部突破の『聖闘士星矢』。ギリシア神話を下敷きとした世界観の下、星座の守護を受けた聖衣(クロス)を身に着けた聖闘士(セイント)たちが戦いを繰り広げる様子は多くのファンを魅了しました。

 しかし星座のイメージが反映された聖闘士が登場するということは、その出番に多かれ少なかれ差が生じます。英雄的なポジションの星座の聖闘士だけでなく、不遇な星座の聖闘士も登場します。

 この記事では蟹座(キャンサー)のデスマスクを巡る当時のファンの反応と、その後の蟹座の扱いについて紹介します。

●黄道十二宮の星座は最強の黄金聖闘士

『聖闘士星矢』のなかでも特に人気が高かったのが、黄道十二宮の星座に守護された黄金聖闘士(ゴールドセイント)たちが登場する「十二宮編」です。

 それまでは天馬座や不死鳥座、アンドロメダ座など、自分と関連づけられない聖闘士しか登場しませんでしたが、誰もが該当する黄道十二宮の星座が最強の聖闘士として登場したことで、ファンは自分の星座の聖闘士が登場する期待に胸を膨らませました。

 神秘的な牡羊座のムウ、堂々たる牡牛座のアルデバラン、勇ましき獅子座のアイオリア……。

 星矢たちは十二宮を順番に踏破していくので、自分の星座の出番が近づくにつれて期待は高まる一方です。そして自分の星座の黄金聖闘士がどんな活躍をしたのかによって、クラス内には「星座カースト」とでも言うべきヒエラルキーが形成されました。

●活躍できなった蟹座

 星座カーストのなかでも最も不遇だったのは蟹座でした。十二宮のうち、巨蟹宮を守る蟹座のデスマスクだけが黄金聖闘士らしからぬ、卑劣でかっこ悪いキャラクターだったからです。

 ドラゴン紫龍との戦いのなか、デスマスクはその悪に染まった振る舞いのせいで身にまとった黄金聖衣(ゴールドクロス)に見捨てられ、生身で戦うことになってしまいます。また「うびゃあ!?」「あじゃぱー」などの奇声を発していたことも不人気の原因だと言えるでしょう。他の黄金聖闘士は敗北するときですら気高くかっこよかったのに。

 おかげで6月22日~7月22日生まれの蟹座は、ネタ星座として謂(いわ)れのない「いじり」や「からかい」の対象となってしまいました。

 しかし蟹座という星座自体は決してダメな星座ではありません。

【画像】不遜さがカッコいい!蟹座のデスマスクを見る(5枚)

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