映画『デスノート』2部作がBS12で放映 ミサ役を競った戸田恵梨香と満島ひかり
平成「ガメラ」三部作で知られる金子修介監督は、マンガ好き、アイドル好きでも有名です。そんな金子監督の最大のヒット作が『デスノート』『デスノート the Last name』の二部作です。藤原竜也さん、松山ケンイチさん、戸田恵梨香さん、満島ひかりさんら演技派俳優たちの共演作です。BS12で2週連続放映される『デスノート』の人気の秘密に迫ります。
興収80億円を超えた、藤原竜也と松山ケンイチの競演作

藤原竜也さんと松山ケンイチさんが激しい演技バトルを繰り広げた大ヒット作といえば、実写映画『デスノート』とその完結編『デスノート the Last name』(ともに2006年)です。平成「ガメラ」三部作で特撮ファンをうならせた金子修介監督が、大場つぐみ(原作)&小畑健(作画)両氏のベストセラーコミックを映画化。犯罪者のいない理想の世界を目指す主人公・夜神月(やがみ・らいと)を藤原さん、頭脳明晰な名探偵・Lを松山ケンイチさんが演じています。興収は2作合わせて、80億円を超えています。
二部作が大成功を収めたことで、人気マンガの実写映画化ブームに火がつくことになりました。藤原さんは『カイジ 人生逆転ゲーム』(2009年)もヒットさせ、『るろうに剣心 京都大火編』(2014年)での悪役・志々雄も話題となりました。L役で一躍ブレイクした松山さんは、コメディ映画『デトロイト ・メタル・シティ』(2008年)やSF映画『GANTZ』(2011年)などでも大活躍することになります。
2023年4月2日(日)、9日(日)の19時からBS12の「日曜アニメ劇場 特別編」にて2週連続で放映される『デスノート』『デスノート the Last name』の見どころ、そして大ヒットした要因を探ります。
カメレオン俳優ぶりを発揮した松山ケンイチ
名前を書かれた者は死ぬことになる死神のノート「デスノート」を、大学生の夜神月(藤原竜也)が拾ったことから物語は始まります。警視庁の捜査官である夜神総一郎(鹿賀丈史)を父に持つ夜神月は、強い正義感の持ち主です。法律で裁けない犯罪者たちの名前を「デスノート」に書き込み、次々と殺害していきます。世間では一連の事件を「キラ事件」と呼び、「キラ」信者たちが現れるようになります。
捜査本部は「キラ」の手がかりがどうにもつかめません。犯罪分析に優れた、世界的な名探偵・L(松山ケンイチ)が捜査に加わります。「キラは内部関係者」とLは推理し、夜神月に疑いの目を向けるのでした。夜神月とLとの壮絶な頭脳戦が展開されていきます。
4月2日放映の『デスノート』の見どころは、やはり松山ケンイチさんのカメレオン俳優ぶりでしょう。二次元上のキャラクターだったLを、松山さんはビジュアルはそっくりに、プラス人間味を持たせて演じています。捜査に全神経を集中させるあまり、いつも猫背で、服装は白の長袖Tシャツ&ジーンズに裸足というルーズな姿です。甘い物が大好きで、ドーナツやバームクーヘンを串刺しにして食べるシーンは松山さんのアイデアだったそうです。
松山さんの熱心な役づくりと藤原さんのクールさが、とても対照的です。そこに3DCGで描かれた死神のリューク(VC:中村獅童)が絡み、原作コミックの世界観と実写映画としてのリアルさとを絶妙のさじ加減で融合させています。マンガの実写化に定評のある金子監督の演出のうまさが光ります。




