ルフィとロジャーって「似すぎ」じゃね?←新展開で驚愕の考察登場
原作がいよいよ最終章に突入し、その結末が注目されている『ONE PIECE』では、今までに散りばめられた伏線の回収に期待が高まりますが、ファンの間で「ルフィとロジャーの共通点の多さ」について、一部で驚愕の考察がされています。この記事では、今までに散りばめられた伏線と、その可能性について迫ります。
ルフィの母親が不明なことも関係してる?
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2022年7月から物語が最終章に突入した、大人気マンガ『ONE PIECE』では、今まで25年以上に渡って連載されてきた物語の終着点に期待が集まっています。そんななか、ファンの間で驚愕の考察が繰り広げられているようです。
※ここから先の記事は『ONE PIECE』単行本未収録の物語の内容を含みます。
『ONE PIECE』は最終章に入って、ついに天才科学者・ベガパンクが登場し、科学技術にまつわる衝撃の情報も多数出てきました。そのなかでも、「クローン人間」が大きなキーワードとして話題を呼んでいます。そして、出てきた考察が、「主人公・ルフィはゴール・D・ロジャーのクローン説」です。かつての海賊王・ロジャーは、シャンクスやエースといった重要人物とも密接な関わりを持つ、大海賊時代の始まりを作った男です。
ルフィがロジャーのクローンだと考える説の根拠として、ふたりの「共通点の多さ」があります。ロジャーはすでに処刑されて故人となっていますが、生前は「自由であること」に重きを置く、楽天的で仲間想いな人物でした。これはルフィの信念や人柄と一致し、その他にも作中では両者が似ていると匂わせる描写が多数あります。
たとえばかつてロジャーの船に乗っていた赤髪海賊団船長のシャンクスは、ルフィに対してロジャーと似た何かを見出しているセリフを残しています。有名なのは、海賊王の右腕だったシルバーズ・レイリーに向けて話した、「ロジャー船長と同じ事を言うガキがいたんだ」という言葉です。
ちなみに、ロジャーは自身のロジャー海賊団を解散した後に、海軍へ自首し、その後処刑されてしまいます。しかし、彼は海賊団の解散間際、レイリーに「おれは死なねェぜ……? 相棒…」と、実に意味深なセリフを残していきました。ロジャーは当時不治の病にかかっていて、解散を宣言するほど明確に死期を悟っていたのに、「死なない」と断言していたのです。
このロジャーの言葉の真意については、これまで、「ロジャーの一言で大海賊時代が始まり、自分が死んでもその名は語り継がれるから」という考察がされていました。王道の少年マンガらしい考察でしたが、最終章に突入し「クローン」が登場したことで、「まさかルフィってロジャーのクローン?」と考えるファンが出てきたようです。
その他、ルフィとロジャーの共通点の一部に触れておくと、「Dの一族」であることはもちろん、レイリーを誘った頃のロジャーが麦わら帽子をかぶっていたこと、東の海出身であること、「覇王色の覇気」が使えること、状況は違えど同じ「ローグタウンの処刑台」で笑ったこと、「宴」が好きなこと、「海王類の声が聞こえる」ことなど多数あります。また、ガン・フォール、ココロなど各地の老人キャラが、ルフィを見てかつてのロジャーを思い出していることも意味深です。
ネット上では同説について、「伏線がつながって激アツ」と興奮する人もいれば、「主人公がクローンとかはさすがにやめてくれ。夢がない」「シャンクスがルフィを助けた理由は、ロジャーと関係ない無償の愛であってほしいな……」と、賛否が割れています。クローンではないとしても、ルフィとロジャーの共通点の多さには重大な謎が隠されている可能性は高く、完結までの最大の注目ポイントのひとつと言えるでしょう。
(マグミクス編集部)