【漫画】透明人間の赤ちゃんを育てる夫婦 苦労ばかりでも「ほっこりする」「泣けた」
ここはさまざまなモンスターたちが暮らす世界。あるモンスター夫婦のもとに、透明人間の赤ちゃんが生まれました。透明人間の赤ちゃんはお世話が大変。お風呂や寝かしつけなど、見えない子を相手に手探り状態で……。漫画家・酢豚ゆうきさんのマンガにほっこりします。
姿が見えない子供を懸命にお世話する両親に心温まる

ここはさまざまなモンスターたちが暮らす世界。あるモンスター夫婦のもとに、透明人間の赤ちゃんが生まれました。大きな産声をあげたと同時に、早速姿を消してしまった赤ちゃんに苦笑い。そして育児生活が始まりましたが、透明人間の赤ちゃんはお世話が特に大変。お風呂や寝かしつけなど、見えない子を相手に手探り状態で……。
漫画家・酢豚ゆうきさん(@yukikanayama20)による創作マンガ『はるみが産まれた時のこと』がTwitterで公開されました。本作は「月刊アクション」にて連載中の『月出づる街の人々』からの一編。モンスターと言っても怖い描写はなく、ただ普通に日常を送るなかで悩み、成長していく姿が描かれた、心温まる1話完結型のオムニバス・ストーリーです。
今回のお話には、読者から「めちゃくちゃ素敵なお話」「泣けた」「とてもほっこりする」「子育てしてるとしみる」「お父さんお母さん、大変なのに愛情深い」「自分もハラハラしながら読んだ」「元気に育ってほしい」などの声があがり、Twitter投稿には8000件を超える「いいね」が集まっています。
作者の酢豚ゆうきさんに、お話を聞きました。
ーー酢豚ゆうきさんの漫画家としてのデビューのきっかけを教えて下さい。
もともとTwitterや、同人誌即売会イベント(コミティア、コミケなど)で作品を発表していたところ、双葉社の現担当様にお声がけいただき、「月刊アクション」にて連載させていただくことになりました。誌面で連載しつつ、今まで通りTwitterなどのSNSでも引き続き全ページ発表させていただいているので大変ありがたいです。
ーー『はるみが産まれた時のこと』はどのように生まれたのでしょうか?
2年半ほど前に私(酢豚ゆうき)に子供が生まれまして、その経験をもとに、主人公が生まれたときのお話を描いてみたいなと思うようになりました。このモンスターたちの世界を、よりリアルに感じてもらえたらうれしいです。
ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
「はるみが骨になった姿がかわいい」というコメントもあり、なるべく怖く思われないように意識して描いていたのでホッとしました。また、小学生ぐらいのお子様がいる方から「今回の話は心にしみる」というコメントをいただき、お子様が生まれた当時のことを思い出してもらえたのかもしれないなと思い、うれしくなりました。

ーー『月出づる街の人々』の単行本1巻が発売中です。収録内容や見どころなどをご紹介いただけますか?
1巻に収録されている作品はどれも気に入っているのですが、特に3話目の『メドゥーサと蛇と透明人間少女』はぜひ読んでいただきたいです。メドゥーサの蛇のうち1匹が死んでしまうお話なのですが、SNSでの反響が大きく、また自分自身でもとても気に入っています。
どのお話も「温かい気持ちになる」という感想をいただくことが多いので、マンガを読んで安らぎたいなと思っている方にぜひ読んでいただきたいです。
ーー今後の創作活動について教えて下さい。
本作『月出づる街の人々』につきましては、これからもこの世界のお話をたくさん描いていきますので、ぜひ引き続き楽しんでいただければと思います。「月刊アクション」にて最新話を最速で公開しています。Twitter、ニコニコ静画、pixivでも雑誌連載からひと月遅れで全ページ公開しております。
また、「コミティア」や「コミックマーケット」などの同人誌イベントでは『月出づる街の人々』とは異なる読み切りマンガを頒布することもあるので、もしよろしければこちらもチェックしていただけるとうれしいです! これからもたくさんマンガを描いていきますので、よろしくお願いいたします!
(マグミクス編集部)