『ワンピ』「ヒノキズの男」の正体とは? ドラゴン能力者説に「ありえそう」の声
『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する「ロードポーネグリフ」は「ラフテル」への道のりを記した重要なアイテムです。最後のひとつの情報を持つ「ヒノキズの男」は、今後のストーリーで欠かせない存在です。正体はいったい誰なのでしょうか?
ふたりの「ヒノキズの男」の候補たち
『ONE PIECE(ワンピース)』には、歴史が刻まれたキューブ状の石碑「歴史の本文(ポーネグリフ)」が世界各地に置かれています。この「ポーネグリフ」には、世界の歴史だけではなく、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」があるとされる最果ての地「ラフテル」の情報が刻まれた石碑もありました。
そして、「海賊王」を目指すルフィにとって必要不可欠なのが「ラフテル」へ向かう方法が分かる4つの「ロードポーネグリフ」でした。
麦わらの一味は現在3つの「ロードポーネグリフ」を所持しており、「ラフテル」へ向かう方法が明らかになるのも、そう遠くはなさそうです。そして、最後の「ロードポーネグリフ」のありかを知っているのが「火ノ傷(ヒノキズ)の男」でした。
※この記事には2023年4月24日に発売された「週刊少年ジャンプ」2023年21・22合併号に収録された『ONE PIECE』1081話の内容を含みます。
105巻のキッドたちの会話から、初めて「火ノ傷の男」の存在が明らかとなりました。そして最新1081話では、マーシャル・D・ティーチが「ヒノキズの男」について語る場面が描かれています。キッドたちの会話では漢字、ティーチたちの会話ではカタカナという表記の違いはあるものの、探している人物は一緒であることがうかがえます。では、最後の「ロードポーネグリフ」の場所を知っているとされる、「火ノ傷(ヒノキズ)の男」(以下「ヒノキズの男」)の正体は誰なのでしょうか?
105巻の時点では、海軍元大将のクザンが候補にあがっていましたが、1081話でやんわり否定されています。また、1081話の新たな情報によって、読者の間では候補がふたりあがっていました。
ひとり目は、ジンベエも所属していたタイヨウの海賊団のメンバーです。「ヒノキズの男」の表記が漢字やカタカナでバラバラだったことから、「火ではなく日ではないか?」という意見があがっています。タイヨウの海賊団のメンバーは太陽をモチーフにしたシンボルを体のどこかに焼き付けており、このシンボルを「ヒノキズ」と呼んでいるのかもしれません。
しかし、タイヨウの海賊団のメンバーだったジンベエは「ロードポーネグリフ」のありかを知っているそぶりがありません。ジンベエが知らないとなると、タイヨウの海賊団のメンバーが「ヒノキズの男」という可能性は低いのでしょうか?
ふたり目の候補はルフィの父で革命軍の総司令官を務めるドラゴンです。ティーチたちの話によると「ヒノキズの男」の特徴として「真っ黒い船に乗り、近づくと巨大な渦で敵船を飲み込む」ようです。
作中でドラゴンの船の正確な色味は分かりませんが、「偉大なる船 (グランドシップ) コレクション ドラゴンの船」として立体化されています。このフィギュアで、黒っぽい船であることが証明されており、「ドラゴンが『ヒノキズの男』説」が浮上したようです。
また、ドラゴンが登場するシーンは風が吹くことが多く、以前から「風を操る能力者では?」とウワサされていました。もし本当に風を操る能力者なのであれば、「巨大な渦」を起こすのも容易なことではないでしょうか?
「ヒノキズ」についても「ドラゴンの顔半分に刻まれた赤いタトゥーが『火』を連想させるのではないか?」という意見があがっており、「ドラゴンが『ヒノキズの男』説」の信ぴょう性が高まっています。
もちろん、今回挙げた候補者以外が「ヒノキズの男」である可能性も十分にあります。「ヒノキズの男」の正体がいつ明かされるのか、期待が高まっています。
(マグミクス編集部)