『ドラクエ』古参ファンが「違和感」を覚えた呪文の名前・3選 そのまんま過ぎてらしくない?
イタリア料理で踊りが止まる?

バギムーチョは違和感があるものの、「ドラクエ」ファンならバギ系呪文であることは想像がつきます。しかし、ドラクエの呪文であることすら微妙なものも。そんな呪文のひとつが『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』に登場する「ペスカトレ」です。
これを聞いた人の多くが頭に思い浮かべるのは、イタリア料理のペスカトーレでしょう。漁師風という意味で、魚介たっぷりのトマトソースパスタをスパゲッティ・ペスカトーレといいます。
しかし「ドラクエ」のペスカトレは踊りを封じる魔法となっています。「ドラクエ」の呪文はなんとなく意味は分からなくとも音だけで効果を想像させるものが多いですが、なぜイタリア料理をイメージする言葉が踊りを封じるのか、どうも納得がいきません。
●そのまんますぎる名前がらしくない
最後は『ドラゴンクエストVI 幻の大地』の「マジックバリア」です。読んだイメージそのまま、呪文ダメージを軽減してくれる呪文ですが、ホイミやベギラマといった造語ではなく、英語そのままの名前なのが「ドラクエ」らしくない、と感じる人も多いと思います。他にもディバインスペルなど、英語の呪文はやはりドラクエの呪文としては違和感があります。
ちなみに『ドラクエ6』までの呪文は、みんな5文字以下でした。マジックバリアだけ7文字ということで、当時はすごく長い名前の呪文だったということになります。
納得のいかない呪文をご紹介しました。違和感がある、納得いかない、という印象を受ける名前があるということは、裏を返せばそのくらいみんな「ドラクエ」シリーズに確固たるイメージを持っているということでもあります。歴史ある人気シリーズだからこそ、かもしれません。
(田下広夢)