トラウマ級の最期も? 非業の死を遂げた『機動戦士ガンダム』の血塗られし一族
死の連鎖はまだまだ続く

己の野心のために、父親まで殺したザビ家長男のギレン・ザビもまた、血のつながった妹キシリア・ザビに殺害されます。
両軍がア・バオア・クーで激しい戦闘を繰り広げるなか、キシリアはギレンに、父の乗艦があることを知りながらソーラ・レイを発射した真意を問い詰めます。そしてキシリアは「意外と兄上も甘いようで」と告げると、彼の背後から銃殺しました。
ザビ家の死の連鎖は、これで終わりません。最終回となる第43話「脱出」にて、ジオン軍の敗色が濃厚になり、指揮をとっていたキシリアはザンジバルでア・バオア・クーからの脱出を図ろうとしていました。
その発進前にザンジバルのブリッジ前に現れたシャアは、所持していたバズーカをキシリアに向けて発射します。その砲弾はキシリアの頭部に直撃したうえ、ザンジバルを撃沈させます。このときのキシリアの描写に戦慄した視聴者も多いのではないでしょうか。
ちなみに「一年戦争」以前を舞台に描かれた『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』には、ザビ家の次男「サスロ・ザビ」も登場します。そのサスロも、ジオン・ズム・ダイクンの葬儀中に乗車していた車が爆発し、死亡しています。
いずれにしても『機動戦士ガンダム』のなかで表舞台に立ったザビ家の一族は、そろって壮絶な死を迎えました。同作には、ザビ家に暗殺された父の仇を討つシャアの復讐劇という側面もありますが、彼が原因で死んだガルマやキシリアは、表面上はシャアと良い関係にあったのも興味深いところです。
改めて『機動戦士ガンダム』を視聴する機会があるなら、ザビ家の一族の動向に注目してみるのも面白いかもしれません。
(LUIS FIELD)


