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人それぞれ? 『ドラクエ』の使用タイミングが分からない「戦力外呪文」

FC版『ドラゴンクエスト』で、呪文という便利な能力に出会ったユーザーも多いと思います。シリーズ各作品、有用な呪文が多いなか、「これいる?」というものを覚えることもありました。

使い勝手が悪すぎる!?  FC版『ドラクエ』シリーズの戦力外呪文

 最後に覚える呪文ベギラマを取得するころには、物理で押し切れるので使う頻度は低い。初代『ドラゴンクエスト』(スクウェア・エニックス)
最後に覚える呪文ベギラマを取得するころには、物理で押し切れるので使う頻度は低い。初代『ドラゴンクエスト』(スクウェア・エニックス)

『ドラゴンクエスト』シリーズの呪文には さまざまな効果があります。使用頻度の高いギラ系、ラリホー系、ルーラなどは全編を通して重宝します。しかし、なかにはコスパが悪かったり、効果の理解が得られなかったりという理由で、ほぼ使わずクリアしてしまう呪文もありました。今回は「FC版」4作のほぼ使わなかった、「戦力外呪文」を振り返ります。

●無印『ドラゴンクエスト』 道具で代用できるあの呪文

 10種類の呪文を覚える無印『ドラゴンクエスト』では、ホイミやベホイミという回復呪文は全編通して重要で、ラスボスまで使用します。ラリホーやマホトーンのような補助攻撃呪文も実力差が拮抗するモンスターや、一撃で倒せない敵には効果的な対処方法です。攻撃呪文のギラも、覚えたての序盤は頼りになります。

 そんななか、ほぼ使用しないのがダンジョンのなかを照らす「レミーラ」ではないでしょうか。道具のたいまつより広範囲に照らしてくれて有用ではありますが、たいまつはダンジョンを出るまで有効なのに対し、レミーラは歩数により徐々に照らす範囲が狭くなり、やがてゼロになります。しかも繰り返しプレイしているとダンジョンの正解ルートを覚え、たいまつすら必要としなくなるので、レミーラは最も使わない呪文ではないでしょうか。

●『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』 自己犠牲と蘇生の呪文所持が1人では使いづらい

 22種類と増えた『ドラクエII』の呪文では、ムーンブルクの王女の呪文は最初に覚えているベホイミをはじめ、シリーズ初出の全回復のベホマは重宝します。攻撃呪文もグループにダメージを与えるバギ、全体攻撃にして最大のダメ効果があるイオナズンは、放っていて爽快さもある呪文です。

 また、暇つぶしや戯れで放つパルプンテは、その詠唱結果の衝撃もあり記憶に残る呪文でした。かたやサマルトリアの王子もホイミ、ベホイミをはじめ補助のスクルト、移動系のルーラ、蘇生のザオリクといった便利な呪文を覚えます。

 そんななか、戯れ以外で使わないのが「メガンテ」です。自分を犠牲にモンスターを全滅させるという呪文ですが、リザルトで経験値やゴールドを得られないというデメリットがあります。

 しかもサマルトリア王子はザオリクとルーラを持つため、メガンテで死んだあと、キメラのつばさや世界樹の葉を持っていなければ詰みです。このような事情もあって、いかにピンチであっても選択肢に入ってこないため、メガンテは使う機会がないように思います。

【画像】使っても使わなくてもなぜか効果を憶えている呪文が多い? 懐かしの『ドラクエ』ソフトを見る(4枚)

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