え…生きてたの? 賛否分かれる人気キャラの復活劇 「嬉しいけど物理的にムリ」
「死の象徴」を後からカット?
●「死」を象徴するヘルメットがなかったことに!?

2002年に放送された「21世紀のファーストガンダム」こと『機動戦士ガンダムSEED』にも、賛否の分かれる展開がありました。地球連合軍第7機動艦隊に所属するエースパイロットのムウ・ラ・フラガは、キラ・ヤマトたちの兄貴分的存在でしたが、第二次ヤキン・ドゥーエ戦で愛する人や仲間を守るために、身を挺して盾となり機体ごと爆散してしまいます。
作中では宇宙空間を漂うムウのヘルメットまで描かれており、彼の死は確実だと思われていました。しかし続編にあたる『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』で地球連合軍に救出され、実は生きていたことが発覚します。地球連合軍の特殊部隊「ファントムペイン」を率いる仮面をつけた男ネオ・ロアノークとして登場し、彼の死を信じて疑わなかった視聴者を大いに驚かせました。
ただ、どうみても生還できるような爆発ではなかったため、「後付け展開」として批判するファンも少なくありません。そこで辻褄を合わせるためなのか、『機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション完結編 鳴動の宇宙』などでは、ムウの死を象徴するヘルメットの描写がなかったことにされています。
作中キャラクターの復活はドラマチックな印象を与えるものの、説得力を持たせるのは至難の業と言えるでしょう。それでも多くのファンが受け入れていることを思えば、ストーリーの辻褄など大した問題ではないのかもしれません。
(ハララ書房)