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2次元キャラまんま? 本郷奏多が演じてハマり過ぎだったキャラ5選

不敵な笑みが似合い過ぎる、あの最強ギャンブラーも!

●『DINER ダイナー』のキッド

本郷奏多がキッドを演じた映画『Diner ダイナー』キャラクタービジュアル (C)2019「Diner ダイナー」製作委員会
本郷奏多がキッドを演じた映画『Diner ダイナー』キャラクタービジュアル (C)2019「Diner ダイナー」製作委員会

 マンガ化(作画:河合孝典)もされ話題を呼んだ殺し屋たちが訪れるアメリカンダイナーを舞台にした小説『DINER ダイナー』(作:平山夢明)に登場する殺し屋・キッドは、本郷さんが演じた印象的な悪役のひとつです。

 一見幼くて可愛らしい容姿をしているキッドですが、実は全身整形を繰り返して子供のような容姿を手に入れたというサイコキラーでした。死体を片付けるよう命じられたシーンで、「やったあ!」とおもちゃを与えられた子供のように死体を切り刻むキッドは、無邪気な子供っぽさと残忍性を併せ持つ強烈なキャラです。

 2019年の実写版映画のキッドは、「見た目は子供」という設定を踏襲し、一部シーンでは子役が別で演じた身体に本郷さんの頭部をCG合成する形で撮影されました。殺しができるという恍惚の表情や、ダイナーで飼われている凶暴な犬・菊千代に噛みつかれた苦悶の表情と数々の演じ分けも、顔のみで狂ったキャラを演じています。シネマトゥデイのインタビュー動画では「『気持ち悪い!』と言ってもらえるなら、それはありがたいことです(笑)」と答えるなど、ノリノリの演技を見せていました。

●『嘘喰い』の目蒲鬼郎

 個性豊かなギャンブラーたちが巨額の金と命を賭けた危険なゲームに興じる姿を描くマンガ『嘘喰い』(作:迫稔雄)の実写映画で、本郷さんは勝負の立会人・目蒲鬼郎(めかま・きろう)を演じました。

 目蒲はギャンブラー同士の勝負を中立の立場から取り仕切り、敗者から生死を問わず代償を取り立てる役どころです。こちらももともと原作マンガを読んでいた本郷さんは、キャスト発表時のコメントで、目蒲の持つ「何を考えているかわからないような不気味さ」の表現を軸に撮影に臨んでいたと発言しています。同作ではアクションシーンにも挑戦しており、目蒲の不気味さだけでなく立会人として職務を全うしようとするプロフェッショナルとしての姿を見事に演じました。

●『NANA 2』のシン

 強烈な悪役も多い本郷さんですが、まだ10代の頃に出演した2006年に公開された少女マンガ原作の映画『NANA 2』では、前作の松山ケンイチさんに代わって美少年のベーシスト・岡崎真一(シン)を演じています。

 主人公のひとり・大崎ナナのバンドメンバーであるシンは、10代半ばでクールで大人びた雰囲気を持ちながらも、子供っぽい無邪気さも見せるキャラクターです。中性的で飄々(ひょうひょう)とした一面も持つシンを演じた本郷さんは、原作ファンも「絶対的な2次元のキャラだと思ってたけどまんまじゃん」「本当にいたんだ」「松山さんもいいと思ったけど、本郷さんがさらに凄すぎた」と太鼓判を押すほどの再現度でした。

 実写化作品でさまざまな役を演じている本郷さんが原作ファンから信頼されているのは、まずひとりのファンとして原作を読み込み、キャラクターを魅力的に演じる方法を考えるという努力を積み重ねているからこそです。2023年12月に配信される予定の実写ドラマ『幽☆遊☆白書』も含め、これからもどんな役を演じるのか非常に楽しみですね。

(田中泉)

【画像】作品によってはイケメンじゃなくなる? 本郷奏多が演じた再現凄すぎな2次元キャラたち(12枚)

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