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地獄絵図! 『呪術廻戦』渋谷事変後「消えた」キャラに「つらい」「観てられない」

『呪術廻戦』のキャラクターたちはいずれも残酷な運命を背負わされており、戦いのなかで尊い命が犠牲になることも少なくありません。特に2023年夏アニメとして放送される「渋谷事変」では、多くのファンにとって絶望が待ち受けています。

「渋谷事変」を生き延びて欲しかった…!

一瞬の命を散らす美しさも『呪術廻戦』の魅力? アニメ『呪術廻戦』第2期「渋谷事変」ティザービジュアル (C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
一瞬の命を散らす美しさも『呪術廻戦』の魅力? アニメ『呪術廻戦』第2期「渋谷事変」ティザービジュアル (C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

 アニメ『呪術廻戦』第2期では、最強呪術師、五条悟の過去に迫った「懐玉・玉折」編が放送中です(2023年8月中旬現在)。そして2023年8月31日(木)からは、ついに物語のターニングポイントとなる「渋谷事変」編が始まります。

※この記事は、TVアニメ『呪術廻戦』で描かれていないキャラの生死に関する記述を含みます。

「渋谷事変」とは、東京・渋谷で特級呪詛師、夏油傑および夏油傑と手を組む特級呪霊たちが起こした未曾有の呪術テロのことです。息もつかせぬ熱いバトルが次々に繰り広げられ、物語はさらに大きく動きだします。そして、渋谷事変では激しい戦いのなかで非業の死を遂げるキャラクターも少なくありません。

●七海建人

 まず「渋谷事変編」でショッキングだったのは、主人公の虎杖悠仁とも親しくしていた脱サラ一級呪術師「ナナミン」こと七海建人の退場でした。七海は東京都立呪術高等専門学校(通称「高専」)のOBで五条悟の後輩です。一度サラリーマンを経験している特殊な経歴の持ち主です。

 渋谷事変では、夏油と手を組んだ呪術師の重面春太(しげもはるた)を圧倒的な力で制圧しました。しかし、そのあとに遭遇した特級呪霊の漏瑚(じょうご)の手によって致命傷を負います。その後長らく生死不明でしたが、第120話で再登場した彼は身体の半分以上が焼けただれ、左目も失った状態でした。意識がもうろうとしたまま目の前の呪霊を倒していく姿は、壮絶としか表現できません。

 そのように呪術師の本懐を忘れず、戦い続ける七海の姿に、読者の心は大いに揺さぶられたことでしょう。最期は虎杖に「後は頼みます」という言葉を遺して特級呪霊の真人(まひと)が繰り出した「無為転変」により破裂させられてしまいます。

 ちなみに当該シーンが本誌連載にて掲載された当時は、アニメ版 七海のキャラクターボイスが津田健次郎さんに決まったばかりのタイミングでした。良いニュースと悪いニュースの差が大きすぎたせいか、ファンのショックも大きかったようで、ネット上には「ナナミンの死がショックすぎて何も考えられない」といった声が多く見受けられました。七海の死亡シーンが映像化された際には、それ以上にそこかしこから悲鳴があがるのかもしれません。

●究極メカ丸(与幸吉)

 真人の手にかかって死んだのは七海だけではありません。呪術高専京都校2年の究極メカ丸(与幸吉)もまた、同じような運命をたどっています。

 彼は先天的な肉体の不自由という代償を払い、広大な術式範囲と実力以上の呪術出力を得た「天与呪縛」の持ち主でした。右腕と膝からの下の肉体、さらには腰から下の感覚がなく、肌も月光で焼けるほどもろいため外出などもってのほかで、普段は遠隔操作する傀儡(くぐつ)を通して京都校の仲間と会話しています。

 のちに、五体満足の肉体を手に入れて京都校の仲間に会いにいくため、呪術高専の情報を夏油一派にリークした「内通者」であることが明かされました。それでも、最終的にひとりで真人たちに立ち向かったメカ丸は、京都校メンバーへの愛情ゆえに命を落とした、悲劇のキャラクターといえるのではないでしょうか。

【画像】アニメ2期のティザービジュアルに五条悟の死亡フラグ? その理由とは(3枚)

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