【漫画】「いつも否定してる」無意識の「口癖」が招いた会話トラブルに共感続々
友人に「なんでいつも否定してくるわけ?」と聞かれた男性は、何のことか分からず困惑していました。彼は自分でも気付かないうちに、話し始めにいつも「いや」という言葉をつけていたのです……。さわぐち けいすけさんのマンガに多くの共感が集まりました。
知らないうちに相手を不快にしていた!
![友人に思わぬ指摘をされ…(さわぐち けいすけさん提供)](https://magmix.jp/wp-content/uploads/2023/09/230828-iyanohanashi-01-300x287.jpg)
友人に「なんでいつも否定してくるわけ?」と聞かれた男性は、何のことか分からず困惑していました。彼は自分でも気付かないうちに、話し始めにいつも「いや」という言葉をつけていたのです。しかし否定の意味で言っていたのではなく、東北出身の影響とも思われる「口癖」であることが分かり……。
Twitter(X)で公開された漫画家・さわぐち けいすけさん( @tricolorebicol1 )のマンガ『「いや」の話』をご紹介します。友人との会話がきっかけで描いたという実話ベースの作品。会話のなかで無意識に否定的な言葉を使ってしまう人は意外と多いのかもしれません。相手を不快にさせているかもしれないので気を付けたいところですが、直すのはなかなか難しいですよね。
読者からは「分かります」「心当たりがありすぎる」「私も指摘されたことある」「東北出身だけど言われてみれば使ってます」「話の切り替えのときに『でも』と言ってしまう」「ため息をついてしまい『嫌そう』と言われる」「気を付けなければ」「親身になってくれていい友達」などの声があがりました。2022年9月に投稿されたツイート(ポスト)には2.9万リツイート(りポスト)、6.8万いいねの反響がありました。
今回の作品について作者のさわぐち けいすけさんは、「マンガのなかで方言かどうかは断定していませんし、地域性のものなのか、実際どうなのかは分かりません。ですが口癖によってせめて『否定ととられる可能性がある』という自覚だけでも持てれば、何か会話上のトラブルがあったときに分析の材料になります。正解なんて分かりませんが、読んだ方の参考や考えるきっかけになれば幸いです」とコメントしていました。
作者のさわぐち けいすけさんに、お話を聞きました。
ーー『「いや」の話』を投稿なさった当時~現在で、反響があったことで読者や周囲からはどんな声がありましたか?
「否定するクセがある人だと思っていた相手が、よくよく観察したらそうではなかった、と気付くきっかけになった」といった内容のコメントが時々見受けられました。マンガのおかげで誤解がとける例があったのはうれしかったです。
ーーマンガを通して、何かご自身に変化はありましたか?
私自身に見つかった口癖をマンガにしたので、気を付けるようにはなったのですが、相変わらず直ってないです。
![Amazon kindle版にて『数学教師もげきはじめの考察』が無料配信中(さわぐち けいすけさん提供)](https://magmix.jp/wp-content/uploads/2023/09/230828-iyanohanashi-02-188x300.jpg)
ーーAmazon kindle版にて『数学教師もげきはじめの考察』が無料配信中です。収録内容や見どころなどをご紹介いただけますか?
好き勝手に振る舞う先生を好き勝手に描きました。8年近く前、マンガなんて描いたことのない状態で描いた初めてのマンガです。毎日10ページ描いてアップする! と決めて無理して描いた30日分(300ページ)が収録されているので粗さが目立ちますが、勢いもある作品になっていると思います。
ーー現在はどのようなマンガを描いていますか? 今後のご予定などについても教えて下さい。
今後、依頼案件をこなしつつ、時間があるときは「自分が描いていて楽しい、かつ多くの読者に楽しんでもらえる」ちょうどいいポイントを探しながら、自由にマンガを描いていきたいと思っています。
最近投稿した『マンガ描き方マンガ』などはなかなか続編に着手できずにいますが、思いついたアイデアが面白かったので気に入っています。
●さわぐち けいすけさん 過去のインタビュー
(マグミクス編集部)