マグミクス | manga * anime * game

「やってくれた!」 アニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』でネットが盛り上がるワケ

実は「多様な趣味嗜好」に対応?

何の前触れもなく巨大ロボットに乗せられたイサミ(左)は、怒涛の展開に翻弄され続ける (C)「勇気爆発バーンブレイバーン」製作委員会
何の前触れもなく巨大ロボットに乗せられたイサミ(左)は、怒涛の展開に翻弄され続ける (C)「勇気爆発バーンブレイバーン」製作委員会

 そこからの戦闘は圧倒的……でしたが、濃密な仕込みとツッコミどころが凝縮されていました。

 敵を殴り倒したブレイバーンが「イサミが乗ってるとこんなに強くなれるのか!」と驚いているシーンに始まり、「迎撃用の装備はないのか!」とイサミが叫べば「バーンブレイド!」と、剣が飛び出します。

 子供が乗っていたら完全に「勇者シリーズ」ですが、大人の自衛官(?)が乗っていると実にシュールです。さらにはバックミュージックかと思われていた主題歌は、イサミの「さっきからなんなんだこの歌は!」のひと声で、実際に現場で流れていることが判明します。

 なおこのセリフは声優さんのアドリブで、大張監督が魂のこもった演技に応えるべく採用したとのこと。とはいえ、2話で変形したブレイバーンのバックにエンブレムがバーンと表示されたかと思えば、次のカットではエンブレムを収納しているのが確認できたので、もともと「演出」はブレイバーン自身が行っている設定になっているのでしょう。

 必殺技も「勇気一刀流奥義!」と、ブレイバーンとイサミが声をあわせて放つのが実にお約束であり、シュールです。やっぱり軍装の大人がやっていいものではないですね。……だがそれがいい。

 嵐のような1話が終わり、2話になっても超展開の連続です。ブレイバーンは軍人たちの前で地球の危機が迫っていると力説するかと思いきや、ひたすらイサミへの愛を語り続けます。巨大ロボットに意味不明の愛情を向けられるのは、実はけっこうキモくて怖いと初めて知りました。ウルトラマンやかつて大張監督が手掛けた『デトネイター・オーガン』に登場するオーガンもそうですが、人類を愛する大きな何かは、しゃべらないのが正解なのでしょう。

 しかも、イサミはブレイバーンに乗ったことから敵のスパイだと疑われ、拷問を受けて精神が崩壊します。再び訪れた地球の危機に、ルイスはブレイバーンに乗りたいと申し出ますが、あろうことかブレイバーンは「生理的に無理だ」と拒否します。生理的に無理と言い出すロボットは初めて見ました。たぶんエヴァンゲリオンもそれに近いと思いますが、しゃべりませんからね。

 とにかく『勇気爆発バーンブレイバーン』は次のカットでは何が飛び出してくるのか、まったく予想もつかない驚きに満ちた作品です。かつてロボットアニメに親しんでいた方、ロボからパイロットに向けられる異様な愛情が琴線に触れる方、主人公がもだえ苦しむ様を見るのが大好きな方など、多様な趣味嗜好の方に自信をもってお勧めできます。

 さあ、キミも一緒に『勇気爆発バーンブレイバーン』を見よう!

※アニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』は、毎週木曜23:56より、TBS系全国28局で放送中。Amazon Prime Video、ABEMA、DMM TVなど各サービスでも配信されます。

(早川清一朗)

【画像】「えっ…何なの?」 これがよくしゃべる巨大ロボ「ブレイバーン」です(7枚)

画像ギャラリー

1 2

早川清一朗関連記事

もっと見る

編集部おすすめ記事

アニメ最新記事

アニメの記事をもっと見る