【漫画】深刻な病が悪化していく少年 手術を受けるが…「オチが天才」「笑った」
少年が冒されたのは、だんだんと作画が崩壊していく病。ページが進むごとに作画崩壊していく様子に、多くの読者が「笑った」と感想を寄せました。手術を受けた主人公はどうなってしまうのか……。オチにも「天才」という声があがるほど。
手術するしか手段がない…深刻な病とは?
主人公のリョウタが医師に宣告されたのは、深刻な病。手術をするしか治療がなく、症状が悪化する可能性もあるその病気とは……「だんだん作画が崩壊していく病気」。
ワッショイ邑野さん(@muranoPPL)が大学生の頃に描いた創作マンガ『屋上』をTwitterに投稿すると、「オチが天才!」「お腹を抱えて笑った」などのコメントが寄せられ、大きな話題になっています。
作者のワッショイ邑野さんに、作品についてお話を聞きました。
ーーワッショイ邑野様がマンガやイラストを描き始めたきっかけを教えて下さい。
物心つく頃には絵やイラストを描くのが好きだったので、きっかけは特に思いつかないです。本格的な道具を使ってマンガを完成させたのは、今回のものが初めてです。
ーー『大学の頃に描いた漫画【屋上】』はどういった経緯で描かれたのでしょうか? また、Twitterに公開しようと思ったきっかけはありましたか。
数年前に美大でデザインを専攻していた頃、興味があってマンガの歴史を学ぶ授業を個別で履修しました。今回のマンガはその授業の課題で提出したものです。「8ページ以内のマンガで時間の経過を表現しなさい」が課題内容でした。
フォロワーさんのひとりからそのマンガを読みたいと言われたので、その方に向けて気軽に画像を上げたところ、たくさんの反響をいただき非常に驚いています。
ーー特にうれしかった感想の声、印象に残った読者の声について、教えて下さい。
私が意図したマンガのオチは「主人公は作画が戻っても元々くせのある画風だった」というものだったんですが、「医者の趣味が入ったせいでこうなったのでは?」「父親の画風が70年代なんだろう」と、私が思いつかなかった面白い考察を教えて下さる方がたくさんいて、「あ、その手があったか!」とそのひとつひとつをとても楽しませていただきました。
ネットにあがってるちょっとしたマンガなんて、みんな流し読みする程度だと思っていたのですが、実際は大学の先生には気付いてもらえなかった細かい部分まで見て下さる人も多くて、数年ごしにネタを昇華できありがたかったです。
ーーマンガは苦手とコメントされていますが、読者から他のマンガも読みたい、という声が聞かれます。今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
マンガは好きなんです。ただ描くとなると苦手意識がかなりあって、どうせ誰も見ないしなぁと今までほとんど描いてきませんでした。今回もまさかこんなに反響があると思わなかったので雑に写真を撮って載せたくらいで……!
でも私の描いたものを面白いと言ってくださる方がこんなにいるなら、もっと挑戦しないともったいないのかな、と少し自信がつきました。
こんな真面目に語るほど大層な内容か!? といった感じではありますが、これからの創作意欲にはつながりましたので、読んで下さった皆様にこの場を借りてお礼を伝えたいです。
(マグミクス編集部)