【漫画】猛烈な腹痛に「盲腸?」さらに悪化し、救急搬送 処置できない症状に7万人が「想像だけで痛い」
12月某日の朝、腹部の強烈な痛みで倒れこんだ漫画家の冬坂あゆるさん。違和感をおぼえてから20分後くらいには立てないレベルになり、徐々にいままでには経験したことのない激痛に襲われます。奥さんに救急車を呼んでもらい、駆け付けた救急隊の方に原因を聞いてみると……? 作者の冬坂あゆるさんにお話を聞きました。
苦しみと喜びを同時に経験した漫画家の運命は?

漫画家の冬坂あゆるさん(@f_ayuru4789)は、年末に腹部の強烈な痛みに襲われました。違和感をおぼえてから20分後くらいには立てないレベルになり、徐々にいままでには経験したことのない激痛に変化します。「このまま死ぬかも」と本気で思ったという実体験を描いたマンガに多くの反響の声が寄せられています。さらに救急車のなかでも人生で初めての経験をしたそうで……?
冬坂あゆるさんによるエッセイマンガ『年末に救急搬送されたときのレポ漫画』がX(旧:Twitter)上で公開されました。いいね数は7.7万を超えており、読者からは「私もクリスマスプレゼントは石でした」「想像しただけで痛すぎる」「最後に訪れた予想外の喜びにほっこりしました」などの声があがっています。
冬坂あゆるさんは漫画家として活動しており、「コミックシーモア」にて連載中の『パラダイスヘル』で作画を担当しています。
作者の冬坂あゆるさんにお話を聞きました。
ーー今作『年末に救急搬送されたときのレポ漫画』が生まれたきっかけや、理由を教えて下さい。
30年以上生きてきたなかで一番の痛みを経験したこと、また対応してくれた救急隊の方が自分の読み切りを覚えてくれていたという稀有な体験ができたからです。マンガにしなければもったいないと思いました。
ーーとてもつらい体験の共有をありがとうございます。今作を描くうえでこだわったポイントや、お気に入りのシーンなどはありますか?
目を引くように色を少し入れようと思いました。ただ全て塗る時間はとれないので、ワンポイントで。モノクロで描くよりも感情や痛みをうまく伝えられたのかなと思います。腸を雑巾絞りしているコマは、ぱっと見でめちゃくちゃ痛そうに仕上がって満足しています。

ーーその後、尿管結石だけではなく健康に気を付けていることはありますか?
今回がきっかけで、というわけではありませんが、以前腰痛でマンガが描けなくなりかけたので、腰には気を使っています。いい椅子を買って正しい姿勢を心がける、定期的に鍼灸院に通うなどしています。
ーーたくさんの感想が寄せられています。特にうれしかった感想の声、印象に残った読者の声について、教えて下さい。
尿管結石経験者の方々に大変共感をいただいたのがうれしかったです。雑巾絞りのようだと表現したコマは尿管結石もですが、「生理痛の表現としても的確」というお声もいただき勉強になりました。
ーー冬坂あゆるさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
『ドラゴンボール』に影響を受け、子供の頃からクラスの友人をモチーフにしたマンガを自由帳にずっと描き続けていました。クラスで回し読みしてもらうのがうれしくて、続けるモチベになったのだと思います。きちんとペンまで入れたのは大学でマンガサークルに入ってからです。
ーー今後、X(旧:Twitter)で発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
マンガにできるほどの強烈な体験はなかなかないので不定期になるとは思いますが、発表する際はなるべく共感しやすく、読みやすいものを出していきたいです。
●「コミックシーモア」にて連載中の『パラダイスヘル』
(マグミクス編集部)