『FF7』エアリスの物語に続きがあった? 後日談小説で描かれていた「その後」
後日談小説が明かす、「その後」のエアリス

●『On the Way to a Smile』に記された、セフィロスとエアリスの物語
『On the Way to a Smile』は、『FF7』から『FF7 AC』に繋がる2年間を描いた小説です。そのなかには、クラウドとティファがスラムで過ごした日々や、答えを求めて放浪するバレットの旅路など、お馴染みの面々がそれぞれの足跡を刻んでいます。
そうした話の合間に、「ライフストリーム ブラック/ホワイト」と題した物語が短いながらも3編ずつ挟まっており、ライフストリームにいる、とある男女の想いや行動が記されていました。
明確な人名は書かれていませんが、ライフストリームに埋もれず自らの存在を堅持し、その力を利用して再び地上に影響を及ぼそうとする野心と行動力は、明確にセフィロスを連想させます。また女性の方も、クラウドと面識がある古代種と明言されており、こちらもエアリスと見て間違いないでしょう。
ふたりとも、人としての命は失ったものの、それぞれの理由から星の一部にはならず、ライフストリームのなかで自我を保っていました。つまり、エアリスが死んだことに変わりはないものの、魂とでも呼ぶべき本質は、ライフストリームのなかで存在していたのです。
おそらくそうだろうと考えていた人は多いと思いますが、文字で明言されると重みが増します。またエアリスは、ただ存在していただけではありませんでした。
●死してもなお、エアリスで在り続けた彼女
セフィロスは、ライフストリームに飲み込まれることを敗北と感じており、自身を保つ術を見つけ、肉体を得て地上に現れようと画策し、まずはしもべたちを作り上げました。その行動が後の『FF7 AC』に繋がっていることは、『FF7 AC』を視聴済みの人ならピンと来ることでしょう。
一方エアリスは、セフィロスの企てを感じ取り、自分に出来ることを考えます。憎しみに染まったまま、ライフストリームに溶け込めない精神を解放したり、そこで見つけた知人たちに協力を求めて助力を得るなど、その活動は死してもなお一途で前向きでした。
しかし、エアリスの行動をもってしてもなお、ライフストリームに広がる憎しみは減りません。この状況を打開するには、地上の憎しみを減らすしかない。そのために、クラウドの力を借りたい──と考えるのと同時に、それでクラウドが傷ついてしまうのではと危惧します。こうした思いやりも、なんら変わらずエアリスと共にありました。
こうした彼女の働きは、おそらく『FF7』終盤のライフストリームにおける救済にも影響を及ぼしたのでしょう。
そして彼女は、セフィロスと同じように、自分とは別の存在を使えないだろうかとも思案しますが、その考えはすぐに改めました。もし可能だとしても、クラウドが知っているわたしのままで会いたい。その想いで、『On the Way to a Smile』における彼女の物語は締めくくられています。
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「忘らるる都」で命を落とした後も、ライフストリームのなかで自我を保ったエアリスは、本編のみならずその後の2年間や『FF7 AC』でも、クラウドを想いながら懸命に戦い続けていました。そうした彼女の歩みの一部が、『On the Way to a Smile』に短いながらも克明に刻まれています。
エアリスの行動と影響の大きさを思えば、「『FF7 リバース』の「忘らるる都」でも同じ結末を辿(たど)るほかない」と考える人がいるのも当然でしょう。ですが、1作目『FF7 リメイク』の時点で、このような「未来」の出来事を、エアリスがすでに知っているかのような描写がいくつか見られます。
そうした変化が、「忘らるる都」の結末やその先の展開に、ただならぬ影響を及ぼすかもしれません。また、『On the Way to a Smile』はあくまで『FF7』の後日談なので、リメイクシリーズの物語と繋がらない可能性も十分あります。
リメイクシリーズの展開や結末がどうなるのか。まずは、2月29日に発売される『FF7 リバース』で、「忘らるる都」の結末を見届けましょう。
(臥待)






