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「Zよりアレックスの方が推力オバケ!?」世代進むもMSスペックはそう伸びていないワケ

『Z』以降は具体的にどう推移したのか?

こちらもまた推力オバケ(と推定される)。BANDAI SPIRITS「MG 1/100 スーパーガンダム」 (C)創通・サンライズ
こちらもまた推力オバケ(と推定される)。BANDAI SPIRITS「MG 1/100 スーパーガンダム」 (C)創通・サンライズ

 スペックが押さえられて以降の主要機を比較してみます。

「ガンダムMk-II」 ジェネレーター出力:1930kw/スラスター総推力:8万1200kg
「Zガンダム」 ジェネレーター出力:2020kw/スラスター総推力:11万2600kg
「νガンダム」 ジェネレーター出力:2980kw/スラスター総推力:9万7800kg

・「ガンダムMk-II」に対する「Zガンダム」
 頭頂高:1.07倍/ジェネレーター出力:1.05倍/スラスター総推力:1.39倍
・「ガンダムMk-II」に対する「νガンダム」
 頭頂高:1.19倍/ジェネレーター出力:1.54倍/スラスター総推力:1.21倍

 技術力で大差ない「ガンダムMk-II」と「Zガンダム」では、「ジェネレーター出力は機体規模の拡大に見合った範囲、推力は可変MSとして増大させたが、最低限の範囲」と見ることができるでしょう。また、5年の差がある「ガンダムMk-II」と「νガンダム」では、装甲材質などの技術向上で、発生熱量の隠蔽技術が進歩したのか、ジェネレーター出力は増大したものの、推力は機体規模の拡大に見合った範囲に止められているのがわかります。

 ジェネレーター出力については、機体が大きくなって、手足が大型化したり、「フィン・ファンネル」や「バインダー」などの付属品や可動部が増えればそこに割く電力も増えたりするでしょうから、必要最低限だけ増やしているのでしょう。

 ちなみに「ガンダムMk-II」は「Gディフェンサー」と合体することで「スーパーガンダム」となります。「Gディフェンサー」は「Zガンダム」のビームライフルを上回る「ロングライフル」を搭載しているので、ジェネレーター出力は2000kw以上あるでしょう。つまり合体すると、以下のようなスペックが推定されます。

「スーパーガンダム」(推定) ジェネレーター出力:3930kw/スラスター総推力:16万6000kg

「Zガンダム」を上回るスペックですが、劇中では「ガンダムMk-II」と「Gディフェンサー」は別個に出撃するシーンが多く見られました。「高推力、高ジェネレーター」の機体には弊害があるという認識があったのでしょう。

 続く「ZZガンダム」(7340kw/10万1000kg)では、推力は抑えたものの、ジェネレーター出力は大幅に増大という機体バランスとなりました。ただ、それも続いていない以上、「パイロットがニュータイプだからあまり被弾しなかったけど、高火力のメリットより、発見されるリスクの方が大きい」という結論だったのだと思われます。

 0096年の「ユニコーンガンダム」や、0105年の「Ξ(クスィー)ガンダム」では、「ガンダムMk-II」を基に考えると、機体規模の拡大に比べ大き目のジェネレーターと推力となっていますが、それでも「アレックス」以下の推力ですから、その時代の技術力に応じて「無理のない機体バランスがMSには必要」という考えが続いていたことがわかります。

 MSのスペックが伸びないのは、「ミノフスキー粒子下で有視界戦闘を行う機動兵器として適切なバランスが必要だから」で説明できそうに思える次第です。

(安藤昌季)

【画像】こちらが順当にスペックアップしていったワケではない歴代「ガンダム」タイプMSです(14枚)

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