【漫画】3か月間、食欲がなく水も嘔吐「このままでは餓死」 病院を変え判明した理由が「怖い!」【作者インタビュー】
何を食べてもすぐに嘔吐してしまう症状に悩まされる、漫画家のぬら次郎さん。日に日に食欲がなくなり、まともに食事ができない生活が3か月も続きました。病院で処方された胃炎の薬を服用し続けましたが効果はまったくありません。そこで違う病院に行ってみることにして……? 作者のぬら次郎さんにお話を聞きました。
食欲不振が原因で体重が30kgロ減ってしまった!

漫画家のぬら次郎さん(@nurajirou)は、食事がノドを通らず、水を飲むだけでも嘔吐してしまう症状に苦しめられていました。もともとよく食べる方だったのですが、日に日に食欲がなくなり、まともに食事をとれない生活が3か月も続いてしまいます。
病院に行きますが、原因は分からないと言われ、胃炎の薬を処方されます。薬を服用し続けましたが効果はまったくありません。そもそも胃炎なのかと疑問を抱き、別の病院に行ってみることにします。そこで胃カメラと触診を受け、レントゲンを撮ります。すると、まさかの原因が判明して……?
ぬら次郎さんによるエッセイマンガ『餓死しかけて体重30キロ落ちた話』がX(旧:Twitter)上で公開されました。いいね数は5万を超えており、読者からは「そんな症状あるのか、怖いですね……」「このマンガ、たくさんの人に広まって欲しい。そして本当にみんな気をつけてほしい」「セカンドオピニオンは大事っていうのを改めて感じた」などの声があがっています。
ぬら次郎さんは漫画家として活動しており、ネズミと猫の十二支ラブコメディマンガ『十二支とネズミとはぐれ猫』全2巻(星海社)や、猫と化け物の異色ラブコメディマンガ『小さな紳士と山の化け物』全3巻(KADOKAWA)などが発売中です。
作者のぬら次郎さんにお話を聞きました。
ーー今作『餓死しかけて体重30キロ落ちた話』が生まれたきっかけや、理由を教えて下さい。
自分はこのように災難に見舞われることが多々あるのですが、それもこれもネタにしてしまえば誰かに笑ってもらえる、またこんな症状があるのかと知ってもらえるきっかけになるので、このマンガを描きました!
ーーまさかの原因でとても驚きました。今作を描くうえでこだわったことや、お気に入りのシーンなどはありますか?
鯱(シャチ)のお医者さんは少しこだわりました。我の強いとても良い先生だったので印象に残っており、それを反映して動物の「シャチ」として登場させました。

ーー今回のご経験の後、ぬら次郎さんの生活や心境に何か変化はありましたか?
体力がないことに悩んでいたのですが……体が軽くなったおかげで体力づくりの運動がとても楽になったことに驚いています。自分は体力がなかったのではなく、体重が重くてすぐバテていたんだなと……(笑)。
体が重いから歩くのがしんどいは当たり前のことではあるんですが、ここまで違ってくるのか……と驚いています。当事者だからこそ気が付かないこともあるなと。
ーーたくさんの感想が寄せられています。特にうれしかった感想の声、印象に残った読者のコメントはありましたか?
うんちがふたになってしまうとつらい……という趣旨のことをマンガのなかで描いたのですが、「これ分かる!!」という意見が結構多く、みんなふたになっている便に結構苦しんでいるんだ……と分かり少し笑ってしまいました。
ーーそのほかにも、『ぬら次郎の突撃!人生劇場』(全2巻)がKindleにて無料で公開されています。あらすじや見どころなど、ご紹介をお願いします。
私の日常や動物の話、病気の話など、さまざまなマンガの詰め合わせなのですが、「面白い!」といわれているのは、やはり病気や災難回が多いです!
ーー今後はどのような創作活動をされる予定ですか?
X(旧:Twitter)では日常のエッセイマンガを描いていますが基本は商業マンガに向けて活動をしています。近いうちになんらかの形で発表できたら! と思っています!
●ぬら次郎さん 過去のインタビュー
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(マグミクス編集部)