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えっ何ですかそれ? 読者が笑った漫画家「休載理由」とは 「不謹慎だけども」

愛読しているマンガが休載することは、ファンにとっては悲しいことです。ただ、なかには休載する理由にユーモアを加えて、読者に「笑い」をプレゼントする作品もありました。

個性あふれる休載理由に不覚にも笑ってしまう人続出!

実写化でさまざまなキャストが予想されるキャラたちが表紙に集合した『ゴールデンカムイ』アニメビジュアル (C)野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会 (C)野田サトル/集英社
実写化でさまざまなキャストが予想されるキャラたちが表紙に集合した『ゴールデンカムイ』アニメビジュアル (C)野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会 (C)野田サトル/集英社

 毎週、毎月連載しているマンガが急遽「休載」することになれば、悲しむファンも多いでしょう。ただ、休載発表の際に、ユニークな「理由」を報告し、読者の笑いを取った漫画家もいました。

 2014年から2022年まで連載された『ゴールデンカムイ』は、北海道を舞台にアイヌの埋蔵金をめぐる壮絶な戦いを描いた人気作です。本作は2024年に実写映画化され、高い再現度も話題になりました。

 その『ゴールデンカムイ』の作者である野田サトル先生は、休載するたびに、その理由で読者を沸かせています。2020年の「週刊ヤングジャンプ」第12号発売の際は、公式X(当時Twitter)で「出産のためお休みです」と発表されました。

 衝撃的な内容に、その後「野田先生は女性かもしれない」という説がささやかれるようになります。しかし野田先生は、男性であると公言しているため、ネット上では「え?てことはネタだよね?」「これほんとか嘘かわからない」と、困惑した声もあがっていました。

 野田先生は過去にも、Xにて野生の鹿の写真とともに「今週のゴールデンカムイは狩猟のため休載です」と投稿し、これまた読者を驚かせます。そして、その狩猟の内容は、後日公式ブログにて詳細に語られており、作品のための取材だったようです。

 実際に、北海道各地への取材が何度も行われてきた『ゴールデンカムイ』では、真面目に「取材のため」「コミックス校正作業のため」と休載理由が語られることもあれば、「出塁のため」「春闘のため」などと、いろんな「休載ネタ」も繰り広げられてきました。

 読者からは「こんな理由が許されるのは野田先生のみ」「もはや恒例のネタみたいになっている」といった声があり、連載中の名物となっていたようです。

 また、作中の設定に合わせた休載理由では、『1日外出録ハンチョウ』(原作:萩原天晴 漫画:上原求、新井和也 協力:福本伸行)も有名です。本作は、人気マンガ「カイジ」シリーズのスピンオフのひとつで、「カイジの飯テロスピンオフ作品」というキャッチコピーもつけられています。

「帝愛グループ」が債務者を収容している、地下労働施設のE班の班長「大槻(通称:ハンチョウ)」が、地下の通貨「ペリカ」を貯めることで使える「1日外出券」で、地上で悠々自適に下町のご飯を楽しんだり、各地で緩く過ごしたりする24時間を描いた物語です。

 そんな本作は、掲載誌の「週刊ヤングマガジン」2017年38号にて、大槻が外に出過ぎたため所持金が少なくなったことが描かれ、「1日外出・・・・しばし休憩・・・・!」と休載が発表されます。

 大槻は「カイジ」本編でも描かれていたように、地下で行われる「チンチロ」の賭博や物販での「悪魔的」商才で、他の債務者からペリカを荒稼ぎしていましたが、とはいえあまりにも頻繁に券を使用し地上を謳歌する姿が描かれていたため、読者の間でも「さすがに辻褄が合わないくらい外出してない?」と疑問の声もあがっていました。

 そういった状況のなかでの休載理由に、SNS上で「ちゃんと世界観を壊さないのがセンス良すぎる」「外出できないから休載は仕方ない」といった声が出るなど、読者を納得させたようです。

 ちなみにこの休載発表の回は、コミックスにも第15.5話「当然」として掲載されています。その後は、地下で筋トレやスムージーを使った料理が流行ったり、マンガや「コイバナ(恋話)」の話題で盛り上がったり、九州出身者だけの会が開かれたりと、外出がメインではない回も増えていきました。

【画像】え…っ? 実写版で「もっとムチムチになって」と要求? これが『ゴールデンカムイ』作者がいちばん好きなキャラの姿です(4枚)

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