『ヒロアカ』堂々完結! 最終章で明かされたヴィランの壮絶な過去に「驚き」と「悲しみ」
No.1ヒーローには不憫な息子がいた

また、炎を操るヴィランのひとり「荼毘(だび)」もまた光の側の存在でした。荼毘の本名は「轟燈矢(とどろき とうや)」で、オールマイト引退後のナンバーワンヒーロー「エンデヴァー」こと「轟炎司(えんじ)」の息子であり、「轟焦凍(しょうと)」の兄でした。
あまりにも衝撃的なこの展開は一部ファンの間では「エンデヴァー 曇らせ」などと、話題になりました。エンデヴァーはオールマイトに届かなくともヒーローとしての責務を果たそうともがいていました。そこに、最悪のタイミングで世間を騒がす犯罪者が実は息子だったという事実を突きつけられ、世間に公開されたのです。エンデヴァーのショックは相当なものだったでしょう。
燈矢がヴィラン「荼毘」へと身を落とした直接の原因は「AFO」による懐柔です。しかしその根本的な原因は家庭内不和であり、家族から愛情を受けられなかった「飢え」によるものでした。
長男ということもあり、燈矢はエンデヴァーに後継者へと望まれていました。しかし彼は個性を使うと自らの炎で火傷してしまいます。そのためエンデヴァーは燈矢を後継者にするのを諦め、能力を使うことを禁じて、弟の焦凍に期待をかけます。
その結果、燈矢は無茶な訓練で炎の個性を暴走させ、全身に大やけどを負いました。燈矢が愛されたかった父エンデヴァーの名声を貶め、これみよがしに犯罪行為を繰り返すのは承認欲求や「自己破壊衝動の他者破壊への転化」の典型だと言えるでしょう。荼毘も死柄木も問題の根源は家庭にあったのです。
●完結と合わせてアニメと映画も!
『僕のヒーローアカデミア』は、2024年8月5日発売の「ジャンプ」で最終回を迎えます。実は、その3日前でアル本日8月2日に劇場版『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』が公開されました。
予告動画では悪のオールマイトのような「ダークマイト」が登場しており、その正体が非常に気になるところです。本映画では作者の堀越先生が自ら総監修・キャラクター原案を務めているため、設定の保管や本編の空白を埋める展開が期待されます。
またTVアニメでも「デクvs死柄木」のキービジュアルが解禁され、最終決戦が近づいています。原作マンガ、映画、TVアニメの相乗効果でクライマックスに向けて大盛りあがりの「ヒロアカ」をこの機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。
※記事の一部を修正しました。(2024年8月5日09:16)
(レトロ@長谷部 耕平)




