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「ゲッター線」って結局なんやねん? 『ゲッターロボ』最大の謎に迫る!

『ゲッターロボ』の設定の中でも話題になることの多い「ゲッター線」、実はシリーズの途中から超常的な能力が語られるようになりました。そして、その「奇跡」は作品の枠を飛び越えることもあったのです。

ゲッター線が進化したポイントとは…

マンガ版よりは全体にややマイルド。『ゲッターロボ VOL.1』DVD (東映ビデオ)
マンガ版よりは全体にややマイルド。『ゲッターロボ VOL.1』DVD (東映ビデオ)

『ゲッターロボ』をはじめとする「ゲッターロボサーガ」で、重要な物語のキーとなっているのが「ゲッター線」です。しかし、現在ではおなじみとなった超常的な能力を持つという設定は、後から追加されたものでした。

 シリーズ第1作『ゲッターロボ』では、ゲッター線は「ゲッターロボ」のエネルギーとなる宇宙線の一種と設定されています。アニメ版では、人間にとっては無公害エネルギーですが、爬虫類にとっては有害な物質とされていました。

 原作マンガ版などでは過去に宇宙から地球へ降り注いだ際に、恐竜を絶滅させ、代わりに猿を人へと進化させたとされています。こういった因縁から第1作『ゲッターロボ』では、「恐竜帝国」がふたたび大地に君臨するために、ゲッターロボが最大の障害でした。

 そのため当初の設定だけでは、簡単にいうと「トカゲ退化サル進化光線」といったものだと、筆者の知人がいったことがあります。つまり、それ以上でも以下でもない架空のエネルギーでしかありません。ところがゲッターロボサーガが形成されるに至って、ゲッター線は飛躍的な進化を遂げました。

 それは原作者である石川賢先生自らが描いた『ゲッターロボ號』の中盤以降のことです。前半でアニメ版の敵役だった「プロフェッサー・ランドウ」を倒し、その背後にいた恐竜帝国との戦いが始まった時のことでした。

 この恐竜帝国との戦いで必要となったのが、廃墟となった早乙女研究所にある「本当のゲッターロボ」、後に「真ゲッターロボ」と名付けられたゲッターロボです。この真ゲッターの登場により、ゲッター線の設定が大きく変わりました。

 それが「生命体の進化を促す、神のような『意思を持つ』エネルギー」という設定です。作中では、人間や機械に至るまでが融合し、死んだ生命すら使役するかのような動きを見せました。「意思を持つ」といいましたが、正確な目的は不明で、その意図も理解できない存在だといえるでしょう。

 つまり「よくわからないけど意志を持ったスゴいエネルギー」とでもいえるかもしれません。おそらく正確に把握して、明確な答えを出せる人はいないでしょう。

 それゆえにこれ以降のゲッターロボサーガでは、ゲッター線を中心に物語が進んでいくことになります。もっとも原作者である石川先生が鬼籍に入られたことで、作品としては完結しているものの、ゲッター線が何であるのかは永遠の謎となりました。

 そしてゲッター線はゲッターロボサーガから飛び出して、さまざまな作品に影響を与える存在となります。もっともその影響を与えられた世界が、ゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズでした。

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